なんでテストフェーズに入ると不具合を起こしまくるのか。ここでスムーズに行けば納期に間に合うのにどうして大量の修正に時間をとられるのか。そんな風に思うプロジェクトマネージャーは多いはずだ。僕はPMでないが今すごく思っている。なんせ自分の作った機能ではないところの不具合をまんべんなく割り振られているからだ。そのおかげで対応不具合数のカウントだけ積み上がり、僕がバグを出しまくっているみたいに見える。僕が出したバグに対応するのはいいが、他人の不具合まで回されたんじゃ困る。 思うにプログラマというのは川で言うところの最下流に位置するので、川上から工場排水やゴミが流れてくると、一番汚染されるのが下流域である。そのためプログラマが不具合を出しまくるのは、プロジェクトの失敗の全てがそこにつまっている証拠だ。10年もエンジニアをして、少なくとも日本のIT環境で決定的にできていないものが見えてきた。 おおむね