その自撮りの大半は大学生になってすぐの夏に買ったフィルムカメラで撮影されたもので、どこかに機材を設置してタイマーをかけなくてはいけないし、画像の確認や消去が出来ないし、 ぜんぜん自撮りには向いていないな、iPhone始めもっと沢山やさしくて高性能な機材があるのになと思ってる。 twitterをフォローしているある女の子の自撮り写真がとてもすきだけれど 実際にその子に会いたいとは思わないのは、インターネットの中のかわいくて不確かな存在に、確かな現実を感じてとっても切なく思えているから。 そして、その、ゆるぎある存在を受け入れてもらいたくて、わたしも自撮りをしている気がしてきた(自撮り写真を一枚あげる度、一枚消去してるくらいおびえながら)。 ちょっと大袈裟な労力と手間と時間がかかる行程を経たフィルムカメラの自撮りの像に、iPhoneで撮影したものより「手間ひまかけたうつくしさ」がプラスされるこ