聞き取りにくいということもあり「よん」「なな」と言うように息子へ教えていたのだけれど「学校の九九では違う」と頑なに譲らなかった そんなことを実家に帰った際やっていたら私の兄がたまたま聞いていたのか「実際はどっちでも良いんだよ」と言って息子と話し始めた 「おじちゃん仕事でプログラミングやってるだろ?パソコンって計算機のボスみたいなやつだから数字もよく使うんだけど読み方なんてぶっちゃけどっちでも良いんだわ」 「だけどな?どっちでも良いっていうのは自分の中だけでなんだよ。誰かに受け取ってもらおうとしたときは確実に『なな』なのか『いち』なのか判って貰わんと困る」 「実はずっと昔な、お祖父ちゃんのお祖父ちゃんくらいのときにそれでメッチャ困ったことがあったんだ。それが電話とかトランシーバーなんだ」 「それこそ昔の電話やトランシーバーなんてガーガービービー鳴るもんだから、昔はトランシーバーでやり取りする
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