タグ

ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (5)

  • バレエ・ホラー『ブラック・スワン』と『パーフェクト・ブルー』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    TBSラジオ「キラキラ」に毎週金曜日午後3時から出演しています。 ポッドキャスト↓ http://www.tbsradio.jp/kirakira/2010/12/20101210-1.html 今週は、ナタリー・ポートマンがバレリーナを演じる『ブラック・スワン』の話をします。 僕が今年観た映画のなかでベスト3に入る面白さでした! アメリカでは今、この映画が今敏監督の『パーフェクト・ブルー』の影響を大きく受けていると言われています。 『パーフェクト・ブルー』はアメリカではよく観られている映画なので、多くの映画ジャーナリストが類似性を指摘し、監督のダレン・アロノフスキーに直接それを問い質してもいます。しかしアロノフスキーは『パーフェクト・ブルー』との関係を否定しています。 ところが、実はアロノフスキーは2001年に来日して今敏監督に直接会って、『パーフェクト・ブルー』に強い影響を受け、特定の

    バレエ・ホラー『ブラック・スワン』と『パーフェクト・ブルー』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    killbill2
    killbill2 2010/12/11
  • 『キル・ビル』はラブ・ストーリーではない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    GAGAには悪いけど、『キル・ビルVol.2』はラブ・ストーリーではない。 なぜなら、これがラブ・ストーリーとなると、『子連れ狼』Shogun Assassinも『ロード・トゥ・パーディション』もラブ・ストーリーになってしまうからだ。 この三つは同じ物語である。 主人公は殺しの達人。 ある事件をきっかけに、殺しの達人は、愛する配偶者を殺され、自分も子供も殺されそうになるが、運よく生き延びる。 かつてのボスを敵に回して復讐の旅が始まる。 しかし、彼を追うボスは、実は彼を誰よりも、我が子のように愛していた。 そして……。 去年の8月、タランティーノに会った時、彼が『ロード・トゥ・パーディション』をボロカスに言っていた理由が遅まきながらわかった。 要するに「『子連れ狼』はオレにやらせろ!」という意味だったのだ。 『ロード・トゥ・パーディション』Road to Perdition(地獄への道)とい

    『キル・ビル』はラブ・ストーリーではない - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    killbill2
    killbill2 2010/12/01
  • 「人は33歳までの投資で残りの人生の配当を受ける」根本敬 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    タイトルは、根敬さんからいただいた『映像夜間中学講義録 イエスタデイ・ネヴァー・ノウズ』からの言葉の要約です。 映像夜間中学講義録 イエスタディ・ネヴァー・ノウズ(DVD付) 作者: 根敬出版社/メーカー: K&Bパブリッシャーズ発売日: 2009/03/06メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 53人 クリック: 1,529回この商品を含むブログ (11件) を見る 正確に引用すると、 人は33歳までにつちかったもの、与えられたものが総てである。それ以降はそれらの応用力にどう磨きをかけるかでしか“配当”はない。 その他、この講義録には根さんの素晴らしい金言があふれています。 (この世界は神様プロダクションが作っている映画である)じゃあ、なら、自分の役割は何だろうというと、シナリオは足下に、今、立っている、で踏んづけているその足下にあるもんですよ。それこそ、「決定稿」がね。 (

    「人は33歳までの投資で残りの人生の配当を受ける」根本敬 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「わかってもらえるさ」RCサクセション

    今年のアカデミー賞で作品賞ほかにノミネートされている映画『グッドナイト&グッドラック』は、マッカーシー上院議員による「赤狩り」が吹き荒れる50年代を舞台に、政治的な傾向のあるマスコミ関係者が次々と社会主義者と決め付けられて弾圧されるなかで、マッカーシーに敢然と立ち向かったCBSのキャスター、エド・マローの勇気を描いている(詳細)。 しかし、なぜ、今、50年も昔のことを映画に? 製作・脚・出演のジョージ・クルーニーは、赤狩りの恐怖のためにマスコミ関係者が政府批判を避けるようになった50年代が、対テロ戦争の下、マスコミがブッシュ政権を批判しなくなった現在の状況とが似ていると考え、ジャーナリストに当の役割を思い出させるためにマローのことを映画化しようとしたのだ(クルーニーは大学まではキャスター志望)。 この『グッドナイト&グッドラック』のシナリオをクルーニーと共同で執筆したグラント・ヘスロヴ

    ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「わかってもらえるさ」RCサクセション
  • 「千の風ナンタラ」じゃなくてロックを合唱する老人たち - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    毎週火曜日午後2時からのTBSラジオ「ストリーム!」の「コラムの花道」、 http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/05/56_19c9.html 今週はロックやパンクを歌う平均年齢80歳の老人合唱団「ヤング・アット・ハート」についてお話しします。 ラモーンズ「アイ・ウォナ・ビー・セデイテッド」 コールドプレイ「フィクス・ユー」 一生懸命頑張っても、力及ばない 欲しいものをやっと手に入れたのに、必要なかった 死ぬほど疲れているのに、眠れない 何をやっても裏目に出る そして涙が君の頬を流れる 取り返しのつかないものを失い 誰かを愛しても報われない これ以上の不幸があるだろうか? でも、光が君に帰り道を示すだろう そして君の骨に命を吹き込むだろう 僕が君を直してあげるよ

    「千の風ナンタラ」じゃなくてロックを合唱する老人たち - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 1