今回はちょっと視点を変えて、経済学の勉強をしてみたいと思います。経済学といっても、別に難しく考える必要はありません。ここで触れるのは、経済学の中でも初歩の初歩だけです。一般的な足し算と引き算ができれば、誰でも理解することができるはずです。 経済学は無駄をなくすための学問 経済とは簡単にいえば、何かを売ったり買ったりする取引のことです。例えば、スーパーマーケットに行ってお米を買うのも取引ですし、会社に就職して労働力を売るのも取引ですし、ドルを売って円を買うのも取引です。こうした小さな取引の集合体こそが「経済」の正体です。 そして、経済学とはこのような取引について分析し、どうすれば無駄のない資源配分ができるかを考えることを目的とした学問です。経済学と聞くとお金儲け理論を想像される方も多いかもしれませんが、お金儲けは経済学のほんの一部分にしか過ぎません。 すべての資源は有限である では、一体なぜ
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