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  • 4月17日「From the Nothing, With Love」読書会: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    今日は新入生3名、会員8名(内2名が途中参加)の計11名の読書会になりました。 読書会、ブログ更新担当はゆーすけです。 (なお途中で振るノンブルは文庫『The Indifference Engine』準拠です) 今回は未読者が1名(会員)で、新入生は全員既読、さらに内2名については『虐殺器官』、『ハーモニー』も読まれているということで安心して読書会を行うことができました。 また作が007シリーズ(加えてMI5、MI6についてや、原作者イアン・フレミング、その他スパイ兼作家であったモームやグレアム・グリーンにも触れる)、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』をモチーフにしているのでそれらについても既知であるかどうかの質問も事前に行いました。 さて、まずは登場人物の紹介でそれらの元ネタに触れました。 「語り手」=「007 ジェームズ・ボンド」、「『アクロイド殺し』の語り手の名もジェームズ」

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    kim-peace 2012/04/18
    ちょっと気になる >最終的にライトノベルは伊藤計劃の目指した方向(意識の消失)に進んでいるという結論へとまさかの着地
  • 第二回本格ライトノベル大賞各作品コメント: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    前回の記事で告知させていただきましたように、去る十月に開催された京都SFフェスティバルの合宿にて、第二回ライトノベル大賞選考座談会を行ないました。 その結果、第二回ライトノベル大賞受賞作は、新沢克海先生の《マガミ》シリーズに決定いたしました。 京フェスサイトではすでに告知させていただきましたが、この度候補作へのコメントとともに改めてご報告申し上げます。 新沢克海《マガミ》シリーズ ライトノベルのフィールドでいま最も後進に影響を与えているのは西尾維新であると言い切ってしまって問題ないだろう。初期は上遠野浩平の影響もあるほのめかしの効いた世界観と韜晦を交えた独特の文体とキャラ造形で好評を博したが、近年では〈物語〉シリーズの大ヒットもあり、初期からさらに先鋭化したキャラの掛け合いに定評がある。また、ハーレムラブコメのようなフォーマット化した物語への批評的あるいは皮肉の効いた物語展開も非常

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    kim-peace 2011/11/14
  • ケロQ『素晴らしき日々~不連続存在~』読書会レポ: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    たまにはみんながあまり触れる機会の少ないメディアを、という事で、今回は担当者(MAKKI)の強い希望から美少女ゲームである『素晴らしき日々~不連続存在~』(ケロQ)の読書会を行いました。読書会参加者は担当者合わせて四人(うち一人は未プレイ)と少なめの人数での開催となりましたが、プレイ時間・価格・年齢制限等の敷居の高さを考えるとむしろかなりの会員に触れてもらえたと思います。 (そのときに使用したレジュメもこちらで公開しています。PDFにつき注意→ レジュメ 時系列表) 『素晴らしき日々~不連続存在~』を読み解く為にはいくつかの予備知識が必要ということで、読書会ではまず最初にケロQの出世作『終ノ空』の説明および『素晴らしき日々』との相違点を確認しました。 作が『終ノ空』のキャラクターを踏襲している事は公式ホームページ(『終ノ空』のページ(18禁)、『素晴らしき日々』のページ(18禁))のキャ

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    kim-peace 2011/11/14
  • 本格ライトノベル大賞32選: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    ライトノベル大賞選考会を明日に控え、今回はライトノベル大賞のレギュレーション内の作品群から「ライトノベル大賞32選」を作成いたしました。 《丘ルトロジック》シリーズ 耳目口司/まごまご 角川スニーカー文庫 第15回スニーカー大賞〈優秀賞〉 既刊『丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ』『丘ルトロジック2 江西陀梔のアウラ』『丘ルトロジック3 女郎花萩のオラトリオ』 変態・変人・常識外ればかりが集まる異形の青春ラノベ。溜め込んできた世界に対する憤りを、躊躇いなく叩きつけるさまには爽快感すら覚える。今年の選エントリー作。 《子ひつじは迷わない》シリーズ 玩具堂/籠目 角川スニーカー文庫 第15回スニーカー大賞〈大賞〉 既刊『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』『子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき』『子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びき』 お悩み解決承りますという体でありな

  • 第二回本格ライトノベル大賞ノミネート作決定!: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    京都SFフェスティバルの開催まであと2日と迫った昨今、皆さま如何お過ごしでしょうか。 年度の夏コミ(C80)において配布されたビラにあります通り、第二回ライトノベル大賞選考座談会を、10月8~9日に開催されます京都SFフェスティバルの合宿企画として開催することをここにご報告いたします。 つきましては、選考座談会において議論の俎上に上がる候補作品をここに公開したいと思います。来ならば9月末の時点で候補一覧を公表し、合宿企画に参加される方にもそれらについての議論に参加していただきやすいよう配慮すべきところ、当方での予備選考が大幅に遅れたことを、深く謝罪いたします。 なお、昨年度の反省を踏まえ一部レギュレーションを改訂しております。 この一年間に発売されたライトノベル作品のうち、会員が特に推薦したいとした6作品を対象に、選考座談会での受賞作選定を行いたいます。 候補作のレギュレーションは

  • 本格ライトノベル大賞選考座談会体験版: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    先のエントリで宣伝した京都大学11月祭で発行予定の新刊、 Workbook95 境界線上のSF・上。 こちらに収録します、 合宿企画で開催した「ライトノベル大賞」選考会の模様をまとめたレポートの体験版をご用意しました。 「続きを読む」から体験版をどうぞ! このあたりも読んでおくと流れをよりよく把握できるかもしれません。 http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-10622163627.html http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-10623252549.html 十月九日深夜。日付が変わって三十分ほど経った頃。京都SFフェスティバルの合宿会場の片隅で、第一回ライトノベル大賞受賞作の選考座談会が始まろうとしていた。旅館さわやの一室に集まった京大SF研の選考委員たち。あらかじめ選出しておいた候補作六作の中から大賞

  • 本格ライトノベル大賞各作品コメント: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    京フェスが終了してちょうど一週間が経ちました。ライトノベル大賞受賞作と各ノミネート作品の紹介コメントをお送りします。 ※長いので格納。「続きを読む」からお進みください。 『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』 アラン・ムーア原作の『ウォッチメン』というアメリカンコミックがある。一切のヒーロー活動が法によって禁止された80年代アメリカを舞台に、元ヒーローたちを狙った事件とその真相を追う一人の非合法ヒーローの行動を中心に据えつつ、偶像を離れた一人の人間としてのヒーローたちのドラマを冷戦下の社会不安とともに描いた名作だ。2009年に映画化もされ、大きな反響を呼んだ。 鋭い人ならあらすじを読んですぐ気付くだろうが、『アンチ・マジカル』は『ウォッチメン』におけるアメコミヒーローを魔法少女、80年代アメリカを現代日に読み換えたパロディ作品である。歴代のアメコミヒーローを登場人物として起用した『ウ

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    kim-peace 2010/10/18
  • 本格ライトノベル大賞を終えて: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    先日お伝えした通り、第一回ライトノベル大賞受賞作は伊藤ヒロ先生の『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』に決定しました。 このような企画を行なうのは初めての試みということもあり、夏コミでの宣伝から賞の動向を追いかけてくださった方、さらにまだライトノベル大賞というのが何なのかよく知らないという方のために、賞の紹介を兼ねつつ今回の選考を簡単に振り返らせていただきたいと思います。 さて、ライトノベル大賞を開催することになった経緯はこのエントリを参照していただくとして、そこで発表したレギュレーションは以下のようなものでした。 ・2009年10月から2010年9月までの期間に発表された作品であること。 ・広義のライトノベルであればジャンル・レーベルは問わない。 ・新人、またはそれに類する未だ高い評価を得るに至っていない作家の作品を中心に選ぶ。 アマチュアの一文芸サークルというフットワークの

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    kim-peace 2010/10/14
  • 第一回本格ライトノベル大賞受賞作決定: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    新入生の方へ 会誌の通信販売について 公式ツイッターアカウント ご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)

    kim-peace
    kim-peace 2010/10/12
    「本格」という単語は本気でスルー推奨 /個人的にはストレンジボイスを推したい/ 参考:http://kusfa.seesaa.net/article/159978210.html
  • 本格ライトノベル大賞ノミネート作決定: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    第一回ライトノベル大賞の正式ノミネート作は以下の六作に決定しました。 ・伊藤ヒロ『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』(一迅社文庫) ・木戸実験『破小路ねるのと堕天列車事件』(スマッシュ文庫) ・籘真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』(ハヤカワ文庫JA) ・綾里けいし「B.A.D」シリーズ(ファミ通文庫) ・北元あきの「竜王女は天に舞う」シリーズ(MF文庫J) ・江波光則『ストレンジボイス』(ガガガ文庫) また、前回の記事で予告しました通り、京都SFフェスティバルの合宿にてライトノベル大賞企画を行なうことを予定しています。ライトノベル好きの方はふるってご参加ください。

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    kim-peace 2010/09/30
  • 第一回本格ライトノベル大賞: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    一迅社文庫編集部様のブログにて、夏コミで配布したペーパーについて言及していただきました。 第一回ライトノベル大賞ノミネート http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-10622163627.html 「第一回ライトノベル大賞」は、今年で四回目を迎える「京大SFライトノベル大賞」を、対外宣伝を行なうにあたって全面的にリニューアルしたものです。 京大SFライトノベル大賞は、流行や売上に流されることなく、その年における隠れた良作・傑作ライトノベルを探し出すという目的のもと、2007年に初めて実施されました。候補作と受賞作は毎回会員の議論によって決定され、対外的に結果を公表することこそありませんでしたが、受賞作は毎年『SFが読みたい!』や大学読書人大賞の投票などの場でプッシュさせていただきました。 選考にあたってのレギュレーションは以下のようなものです

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    kim-peace 2010/08/20
    ノミネート作品は変わる可能性あり >「第一回本格ライトノベル大賞」は、今年で四回目を迎える「京大SF研ライトノベル大賞」を、対外宣伝を行なうにあたって全面的にリニューアルしたものです。
  • 一迅社文庫全レビューust配信のお知らせ: 京大SF・幻想文学研究会ブログ

    「WORKBOOK85 特集・ハロー夏の時代、グッバイ」に掲載された、SFライトノベル班による一迅社文庫全レビュー鼎談。2008年5月に創刊された一迅社文庫を、5月の第一回配から7月の刊行分まで座談会形式でレビューしたこの企画は、各所で意外な好評をいただきました。 しかし、この企画はまだ終わっていなかったのです。会誌が完成したあとも毎月会員の家に積み上がっていく白い文庫の群れ。一迅社文庫を読み続けて早一年。当たり月も外れ月も、ただ黙々と与えられた作品を読み続けた会員たちの惰性と執念の結実! 題して KUSFA一迅社文庫全レビューust! がとうとう配信決定! KUSFA有志による一迅社文庫全レビューです。創刊から丸一年が経過したライトノベル界の蟹工船を徹底レビュー。ネタバレ配慮一切無し。勇猛果敢な方々はご視聴ください。 というわけで、前回の鼎談参加者であるトマ村、ふな、里々の三人に、

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    kim-peace 2009/05/15
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