印刷 関連トピックス地震原子力発電所東京電力田中耕一氏石橋克彦氏田中三彦氏 東京電力福島第一原発事故を検証する国会の事故調査委員会の委員に、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一・島津製作所フェロー(52)の起用が固まった。衆参両院議院運営委員会は合同協議会を12月1日に開いて承認し、衆参両院議長が2日にも任命する。 田中氏は1983年、東北大学工学部卒。島津製作所に入社し、2002年にたんぱく質の質量や立体構造を解析する方法の開発でノーベル化学賞を受賞した。現在は内閣府総合科学技術会議専門委員も務めている。原子力は専門外だが、「原子力村とは違う科学的な視点で事故を検証してもらう」(民主党議員)との観点で選ばれた。 委員会は民間有識者10人で構成。他の委員には、地震学が専門の石橋克彦・神戸大名誉教授と元原子炉技術者でサイエンスライターの田中三彦氏の起用が固まった。委員長には黒川清・元日本学