シマンテックは2011年11月29日、標的型攻撃の現状を解説した。同社サービスのユーザー企業を対象にした調査では、標的型攻撃メールは100万通に1通程度だが、攻撃されると取り返しのつかない事態になる恐れがあるので注意が必要だとしている。 標的型攻撃とは、特定の企業や団体を狙った攻撃。標的型攻撃の多くでは、ウイルス添付メールが使われる。攻撃者は、標的とした企業の社員にウイルス添付メールを送信し、“言葉巧み”にウイルスを実行させる。例えば、メールの送信者や件名などを偽装するとともに、添付したウイルスを有用なファイルに見せかける。 シマンテックは、同社のメールセキュリティサービス「Symantec.cloud(シマンテック ドット クラウド)」のユーザーを対象に、標的型攻撃の現状を調査した。同サービスでは、クラウド上に置いた同社サーバーで、ウイルス対策や迷惑メール対策、フィルタリングなどを実施す
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