サン・マイクロシステムズから、積極的な発表が相次いでいる。製品、サ-ビス、提携など、案件は幅広い。それに伴い、サン・マイクロシステムズの大きな変化を感じざるをえない。わずか数年前までには、考えられなかったWindowsサーバーの製品化は、その象徴的な出来事だといえよう。いま、サン・マイクロシステムズはどう変わろうとしているのか、また、変わらない部分はどこなのか。日本における取り組みを中心に、末次朝彦社長に話を聞いた。 ―今年7月からの新年度スタートにあわせて、どんなことを掲げましたか。 末次氏 社内では「Big Bets」という言い方をしていますが、「ビジネスガバナンス」、「ビジネスエフィシエンシー」、「ビジネコミュニティ」という3つの観点から、日本において事業を推進していくことを示しました。 ―これはワールドワイドでの方針ですか。 末次氏 いいえ、日本独自のものです。米国本社の方針は大変