会期:2012/10/13~2012/12/09 水戸芸術館現代美術ギャラリー[茨城県] アーティストは東日本大震災にどのように反応して行動したのか。本展は、23組のアーティストが現地で繰り広げた、あるいは現在も進行している諸活動を、あの日から現在までの時間軸に沿って紹介したもの。 加藤翼のインスタレーションがあまりにも粗雑であり、開発好明の《デイリリーアートサーカス》を招聘した反面、ラディカルな《政治家の家》を展示に含めないなど、難点がないわけではない。とはいえ全体的には見応えのある展示で、一つひとつの「活動」をていねいに見ていきたくなる。 ひとくちに「活動」と言っても、そのかたちはじつにさまざま。作品として結実させたものもあれば、それ以前の段階をそのまま見せたものもある。悲劇に寄り添う作品もあれば、復興のエンパワーメントを志す作品もある。それらのなかに「正解」があるわけがないのは明らか
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