SNSが発達した現代では、社外との交流が増える半面、会社や学校といった距離の近い人との関係性が希薄になることがある。実際とある米国の大学では一週間学内からのインターネットアクセスを禁じた所、学内での人間関係が改善された例も報告されている。 そんな時代にあり、社内のコミュニケーションを改善するために、社内SNSの導入など様々な施策を講じる企業は多い。しかし、ハイテクによるアプローチは組織文化やガバナンスによっては上手く機能しないこともある。今回は社員食堂を準備し「同じ釜の飯を食う」という昔ながらの取り組みで、社員同士の交流を深める施策をとっている二つの企業を紹介したい。 ■グーグル 六本木ヒルズ森タワーの27階、東京を一望出来るフロアに社員食堂が存在する。 グーグルのランチは専用のシェフが腕を奮う。バイキング形式になっており自由に取り分けることが出来る。サラダ、肉、魚がバランスよく準備され、