音楽の基礎 スポンサード リンク ・音楽の基礎 音楽の基礎 古典的名著だがたいへん知的好奇心を満たされた。 音楽の基本は音である。音は高さ(ヘルツ)、長さ(秒)、強さ(デジベル)、音色の4つの要素で規定される。そして音はリズム、旋律、和声の法の上で音楽を構成する。この法があるから美しい旋律や響きが得られるわけだが、実は規定と現実のズレが音楽を奥深いものにしていることがわかる。 たとえば高さ。音高とは数学にもとづいて少しの狂いもなく設計されていると思っていたが、実際の音楽ではそうではないらしい。たとえば平均率音階はオクターブを12等分したものだが、この理論値と実際のアナログな楽器は微妙に異なっている。現実の弦で得られる音響学的な平均率では、Cを基音としたC#とD♭では、C#のほうが若干高くなるそうだが、平均率では同じ音に集約している。完全な平均率ではややきたないにごりがでるそうだ。「天上の音