「これは実におもしろい文学の本だ」 阿部和重氏絶賛の奇跡の短編集!! 1行先もまっっったく予測できない、作者がボケて読者がツッコむ、史上初の非人情な小説集です。第1回Z文学賞(選考委員:島田雅彦氏、大森望氏、豊崎由美氏)受賞作の表題作、及び書き下ろしを含む短編4編収録。刊行記念として、知性とユーモアにあふれた特別インタビューをお届けします。あ、インタビューではボケてませんよ。(編集担当より) 聞き手:佐々木敦 協力:INVITATION(ぴあ刊) ―― 『コップとコッペパンとペン』は6年ぶりの待望の短編集ですが、まず気になるのは収録作品の選択?についてです。「コップとコッペパンとペン」「座長と道化の登場」「人情の帯」そして書き下ろしの「2」という構成には、いかなる意図が込められているのでしょうか?(というかそもそも意図は込められているのでしょうか?)。というのは、福永ファンならば誰でも気に