東日本大震災にともなう原子力発電所事故を受けて、中国では放射能汚染への警戒感が高まり、「放射能防止グッズ」の売れ行きが伸びている。「特殊処理住宅」も 中国紙、東南快報(電子版)によると、ネット通販大手のタオバオ(淘宝網)では、地震が発生した3月11日から、防災グッズの売れ行きが急激に増えた。地震対策用の防災袋や救難信号用のシグナルミラー、避難用ロープ、保温シートといった商品が人気を集めているほか、妊婦用の放射能防護服など、「放射能防止効果」をうたっている商品の売れ行きが好調という。 放射能測定器も人気商品のひとつだ。「2000元(約2万5660円)を超える測定器のネット販売が右肩上がりとなり、家庭用の電磁放射線測定器も好調な売れ行き」(南方都市報、電子版)だ。買い手は中国在住の日本人や、日本へ郵送目的で購入する中国人が中心だが、中国国内で使用するために中国人が購入するケースも少なくないとい