虫の知らせ、というやつだろう。 何かいいことがありそうな気がして、3月1日、はるばる中国・広州までやってきた。 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の子会社、堺ディスプレイプロダクト(SDP)が広州市政府と共同で、10.5世代の巨大液晶パネル工場を建設する。その鍬入れ式が3月1日、現地で行われた。 式にはホンハイの郭台銘(テリー・ゴウ)会長も臨席するという。シャープ買収の時には、路上でいきなり記者会見を始めたり、記者会見を開くと言っておいて台湾に帰ってしまったり、とメディアを散々振り回した「嵐を呼ぶ男」である。