<女一人の聖地巡礼も、昔の作品の視聴もできる。日本は包容力にあふれた「オタク天国」だ> オタクにとって、日本ほど居心地の良さを感じられる国はない。中国出身の私だが、子供時代に『NARUTO-ナルト-』で日本アニメにどハマり。大学で日本語を学び、日本に留学、就職し......と、気付けば日本生活は10年になる。 この間もオタク趣味への熱は冷めることはなかった。アニメを見るだけではない。同人誌作家としてコミケに参加して作品を発表できたばかりか、出版社から声を掛けられ、『中華オタク用語辞典』(文学通信)を出版して作家デビューまで果たすことができた。 アニメゆかりの地への旅行、いわゆる「聖地巡礼」も楽しみの1つだ。 日本人には当たり前すぎて気付かないようなことも、外国人オタクの目から見ると驚きにあふれている。 例えば女性でも気軽に一人旅できる点だ。中国だと、「女一人でタクシーに乗って運転手と二人き