Disney Researchが、汎用的に利用できる無線電力送信技術を開発した。この技術を利用することで、装置を設置した部屋全体に電力を送信でき、また効率も良いという(GIGAZINE、Disney Researchの発表、PLOS ONE掲載論文)。 すでに無線電力送信技術はいくつか実用化されているが、送信できる距離が短いという問題があった。今回発表された「quasistatic cavity resonance(QSCR)」という技術では、準静的な磁界を利用し、数キロワットの電力を安全に伝送できるという。また、実験では54平方メートルの部屋にこのシステムを設置し、40~95%の効率で電力を送信することができたという。 また、人体への影響についても分析されているが、出力電圧を上げても人体への影響は問題ないレベルに収まっていることも確認できているとのこと。