ステージに威風堂々と積み上げられた、4連8発のマーシャル・アンプ。この日のどの出演者より豪奢なツーバス・ドラム・セット――これだけで、もうおわかりでしょう。そう、次なるアクトは“筋少”こと筋肉少女帯! うっすらと空がオレンジに染まるロマンチックな時間帯に少々ミスマッチなアクトだが(失礼!)、数々のアウェイ戦を制してきた彼らには、んなの関係ねー! 「早くおいで! 早くおいで!」(大槻ケンヂ)と遠巻きのオーディエンスを強引に召集し、橘高のフライングVがファイヤーしてなだれ込んだ“釈迦”で、早くも筋少という名の異世界が出現。尋常ならざるウォール・オブ・サウンドと巧みなオーケンの扇動でオーディエンスは否応なしにヘッド・バンギング! 「OK、筋肉少女帯です! ウッ! ハッ!」とコール&レスポンスを煽って突入した“ワインライダー・フォーエバー”では、「アラフィフ・へヴィメタル、踊るか!? あんまりステ