6月24日、中国企業は景気が減速する中でも利益を維持しようと、工夫を凝らしたシャドーバンキング(影の銀行業務)に力を入れている。北京で21日撮影(2013年 ロイター/Jason Lee) [北京/上海 24日 ロイター] - 中国企業は景気が減速する中でも利益を維持しようと、工夫を凝らしたシャドーバンキング(影の銀行業務)に力を入れている。この資金が不動産投機などに回り、ゆくゆくは不良債権の増大を招きかねないとの懸念を呼んでいる。 過剰設備に苦しむ一方で融資獲得が容易な大手国有企業は、借りた資金を設備投資に回さず、時として基準貸出金利の数倍の金利で中小企業に貸し出している。これは中国当局が取り締まろうとしている非公式な貸出市場の一種だ。