<感想> トレイルランナーであり高校教師でもある山本健一氏が書いたトレイルランニングの本。氏の競技歴をなぞる本でもある。徹夜で山中を走るランナーの気持ちを知りたくて読んでみた。勝ちたいとか有名になりたいといった他者との比較ではなく、純粋に走ることが好きな人である。そういう人でないと過酷な競技はできないのかもしれない。 <アンダーライン> ★大会にかつことが自信につながるわけではない。むしろ日々の蓄積が、何より大事。 ★★★走れる体に感謝すること。 ★★心身相関 ★★★走ることに対する見返りを求めるのではなく、純粋に走ることそのものを楽しむ。 ★優勝したいと思えば体は硬くなり、楽しいなと思って走れば、体はゆるんでいく。 ★★勝つことは、とてもわかりやすく、周囲の人へ「自分がどういう人間か」について説明を省いてくれる。 ★人生は極上の遊び場 ★★★★★出場している選手はみなライバルではなく、共