Redisの作者antirez氏自らによる、memcachedとRedisの長所短所の比較。特に、Redisを単なるキャッシュ用アプリケーションとしてmemcachedと比較することの間違いと、それぞれの向いている使用方法についての私見。 あなたが私と面識があるなら、私が競合製品があることが悪いと考える人間でないことはご存知でしょう。ユーザーに選択肢があることは本当にいいことだと思っていますし、だからこそ他の技術とRedisを比較するようなことはほとんどしませんでした。 しかし、最適なソリューションを選ぶためには、ユーザーは正しく情報を持たねばならないのも確かです。 この記事を書くのは、有名なライブラリであるSidekiqの作者として知られるMike Perhamが、Redisのバックエンドストレージとしての使い方を書いた記事を読んだのがきっかけです。従って、私はMikeがRedisに「反
原稿の執筆が一段落して心に余裕が出てきた@cubicdaiyaです。 今回はサーバを運用しているとありがちなページキャッシュに関する問題とメルカリのアプローチについて解説します。 Fluentdによるログ転送 話は変わりますが、メルカリの各サーバ上ではプログラムが吐いたログデータをKibanaやNorikraといった各種コンポーネントに転送するためにFluentdが稼働しています。各ログデータは原則単一のファイルに追記されてFluentdのtailプラグインによって各所に転送されていきます。 ログデータのサイズはまちまちで、1日で数GB程度のログデータもあれば数十GB以上のログデータもあります。 ページキャッシュと巨大なログファイル 各サーバに吐かれるログデータのサイズはサーバに搭載されているメモリのサイズと比べると1日分だけでもかなりの量になります。そして、このように絶えず書き込まれる巨
問題解決をスムーズに行うために、ソリューションではなく問題構造を明らかにしようという記事を書いた。まず顧客課題を明らかにしないと、ソリューションが適切かどうか判断することができない。 とはいえ人間の習慣はなかなか変えられないので、複数のメンバーでブレストをしているとどうしてもソリューションのアイデアを出し合う場になってしまう。 そういう時は、ペイン・ストーミング(Painstorming)を試してみよう。 ペインストーミングは次の4つのステップで問いかけを行う。 ※ペイン(PAIN)の頭文字になっている。 Person 誰の課題を解決するのか。 Activities 彼らは毎日行っていることは何か、そしてその結果はどうなるのか。 Insights 目的達成のために次善策として工夫していることは何か。彼らが仕方なく行っている行動やプロセス、仕方なく使っているツールは何か。 Needs 顧客の
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