●対岸の火事に感じるHD DVD対BD CEATECは巨大な展示会であり、そこには小さな電子部品から巨大な液晶TVまで、さまざまな製品が展示されている。訪れる人によって、今年のショウがどうだったのか、意見は分かれることだろう。が、個人的に言うと、今年のCEATECはイマイチ目玉に欠けた印象が否めない。少なくとも2003年のPSXに匹敵する見ものはなかったし、昨年はじめて一般公開されたSEDに匹敵するデバイスもなかったように思う。 ちまたの評判では、HD DVD対BDということなのかもしれないが、個人的にはあまりピンとこない。動画を収めたパッケージメディアが、SDからHDになることが、それほど大きなことかいな、と思うからだ。 くしくもIntelのドン・マクドナル副社長は特別公演で、配信形態が変わらず、新しいコンテンツを生んだわけではないという点で、TVのカラー化はそれほど大きな変化(現在起こ