ブックマーク / note.com/hitominishiyama (13)

  • 〈持っている〉ポップ・ミュージック|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    10月12日は私が参加しているThe Tree Of Lifeの3作目『New Hope』の発売日でした。 同日に、米津玄師の「KICK BACK」、Official髭男dismの「Subtitle」も公開になったのですが、いやー、素晴らしい。 この2曲が同日にリリースされるJ-POPシーン、どれだけクリエイティブで高まっているのかと、その充実ぶりに驚愕します。 最近のJ-POPは、音楽教養、言い方はあれですが偏差値が非常に上がっているという感じで、気合だけではできない音楽になっているなと思っています。 気合だけでやるのが悪いって言ってるんじゃないです、むしろ気合だけで他に何も持っていない人がパッションをぶつけることができて、世の中に訴えることができるのがポップ・ミュージックの最大の力だと思っています。 クラシックのように多大な知識と教育、修練が必ず必要なものではなく、持たざる者にも開か

    〈持っている〉ポップ・ミュージック|Hitomi Nishiyama 西山瞳
    kinushu
    kinushu 2022/10/16
    J-POPシーンのクリエイティブの高まりに同じく嬉しく思ってて、その裏にある状況も同意です…
  • サブスクリプション・サービスのリスト|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    以下、サブスクリプションサービスのリンクを掲載します。 Meantone Records(ディスクユニオン) 『Dot』西山瞳 MT-12(2023年)

    サブスクリプション・サービスのリスト|Hitomi Nishiyama 西山瞳
    kinushu
    kinushu 2022/09/22
  • サブスクの話|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    「ギターソロ、スキップ聴取問題」と同じく、度々SNSで話題になる「サブスク問題」。 ああ、また話題になっているのかと見ていますが、サブスク問題は「サブスク是か否か」ではなくて、「サブスクでアーティストに還元される金額が小さすぎる問題」の一点なのだと思っています。 今回の発端となった川真琴さんも、二発目のツイートにちゃんと書いていらっしゃいます。 ということで、生々しくない範囲で、現状置いておきます。 2020年にフィジカルのリリースで、2021年9月にサブスク配信開始したアルバムのタイトル曲「Vibrant」ですが、単曲の8月収益レポートです。 十分生々しいかも(笑)。 100円に満たない金額です。 プラットフォームごとの還元率も、ご覧頂ければと思います。Spotify… 最新のリリースではないですし、何も宣伝していない1曲でこんな感じです。 私はサブスクでは、リスナーとして当に恩恵を

    サブスクの話|Hitomi Nishiyama 西山瞳
    kinushu
    kinushu 2022/09/22
  • レッスンで推薦する音楽書|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    「レッスンで扱う名盤 1」、「レッスンで扱う名盤 2」の記事に続けてアップしようと思っていたら、遅くなってしまいました。 生徒さん向けに、普段のレッスンの中でよく紹介するを、下記に列挙します。 ※この記事は有料300円に設定していますが、全文読んで頂けるように設定しています。もし情報価値があると判断頂ければ、ご購入頂ければ幸いです。 1.ジャズ理論 「ザ・ジャズ・セオリー」 マーク・レヴィン(著) ジャズの理論書を一冊持っておきたいのなら、「ジャズ・セオリー」をお薦めします。持ち歩けるではないので、一度に読まなくても、辞典のように参照してもらうといいです。

    レッスンで推薦する音楽書|Hitomi Nishiyama 西山瞳
    kinushu
    kinushu 2021/11/15
  • 『Calling』制作の経緯など|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    『Calling』制作の経緯です。ライナーノート代わりにでも読んでください。 これまで出たインタビューなどでお話ししていますが、今回、いくつかのタイミングが重なって録音に至りました。 最初のきっかけは2020年7月19日、池袋のレコーディング・スタジオStudio Dede(デデ)からの高音質4K配信ライブです。 2020年4月から6月中旬まで、仕事がゼロの日が続きました。 私も自宅からの配信ライブなどをしていましたが、デデがレコーディング・スタジオならではの価値ある配信をできないかと"Tokyo Basement Sessions"シリーズを企画し、私もこのデデで録音した『Music in You』(2011年リリース)のトリオで参加することになりました。 レコーディング・スタジオでのライブ配信は今までに全くない経験で、最初は手探りでしたが2時間演奏しているうちに徐々に慣れ、ライブ終了後

    『Calling』制作の経緯など|Hitomi Nishiyama 西山瞳
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    kinushu 2021/10/05
  • 新譜インタビュー記事公開etc.|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    先日公開になったインタビュー記事です。 西山瞳トリオ『Calling』久しぶりのトリオ作で追い求めた、音楽の〈普遍的な強度〉 | インタビュー - Mikiki インタビューと執筆をして下さったのは、音楽ライターの大石始さん。楽しくお話しさせてもらうと同時に、プロのライターさんのインタビューって見事なものだなと学ばせてもらいました。 先日、新譜『Calling』の発売日当日にYouTubeでトークライブをして、その時に「最近CDにライナーノートを入れていない」とお話ししました。 以前は、CDを買って封を開けて、評論家の書いたライナーノートを読みながら聴くのが最初の儀式としてとても好きだったのですが、近年は〈文字情報全く抜きで聴いてもらった方がいいのではないか〉と思っており、2016年『LIVE』以降はライナーノートは付けていません。 (『LIVE』と『Faces』は、ライブ購入特典としてラ

    新譜インタビュー記事公開etc.|Hitomi Nishiyama 西山瞳
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    kinushu 2021/09/20
  • 今日配信であったことなど、ルッキズムについて|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    コロナ禍で始めた自宅からの配信も、30回になりました。 いつもご覧頂いてる皆さん、投げ銭して下さる皆さん、ありがとうございます。 今日、配信ライブの時に新譜のジャケット公開を少ししたのですが、チャットの中で「誰?」という書き込みがあり、柔らかく「女性のアーティストはいつもこういうこと言われますし、言われるたびに腹が立ってると思います。しっかり準備して、発表してそういうことを言われたら、いい気分にはなりませんよ」とお伝えしましたが、正直もう当にこういう〈写真の見た目〉とか〈実際の見た目〉に対する軽口や揶揄にはうんざりしていまして、写真を見て「実物と全然違う」「誰?」とか、私にも全ての女性アーティストにも、全ての女性にも、性別問わず全ての人にも、言うのやめましょうよと思います。 目に入って、一瞬それを無視するか不快ですと言うか迷いましたが、そこでちゃんと言う人間の方が私がなりたい人間だなと思

    今日配信であったことなど、ルッキズムについて|Hitomi Nishiyama 西山瞳
    kinushu
    kinushu 2021/07/21
  • ストリート・ピアノの設置場所について思うこと|Hitomi Nishiyama 西山瞳|note

    新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に注意書きを一時的に出しています。 ストリート・ピアノが流行し出してから、ずっとうっすらと思っていることを書きます。 まず、ストリート・ピアノについて、駅や様々なところに文化的なものが置いてあることは素晴らしいことだと思います。ピアノを弾く人も増えたことでしょう。 しかしその反面、設置する場所によっては〈これは暴力になり得るのではないか〉と、いつも考えてしまいます。 ストリート・ピアノそのものを否定することは全くなく、どんどんそういう文化的な場所が増えればいいとは考えていますが、設置する場所の問題です。 実際に、あるライブハウスに行くために頻繁に乗降する馬車道駅に設置してあるの

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    kinushu
    kinushu 2021/05/12
  • 創作現場のハラスメント実態調査特集について|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    私は普段、SpotifyでTBSラジオのいくつかの番組の録音をダウンロードして、移動の電車内や休憩時間に聞いているのですが、「荻上チキ・セッション」4月7日放送分の「創作現場のハラスメント実態調査から何がわかったのか」の特集を今日聞いて、非常に心に堪えました。 私自身の立場では容易に想像できる案件ばかりで、聞いていて辛くなって途中で一度聞くのをやめました。 しかし、音楽をはじめ、カルチャーを楽しむ方には多少現状を知ってもらえるとシーン全体の予防になるかなということもあるので、ぜひ聞いて頂けたらと思います。 高校を卒業して音大に入ってすぐの頃から演奏活動していますので、もう23年ぐらいになりますが、今回のこのラジオ特集を聞いて穿り返された記憶の中で、意外と心を抉ってきたものは、女性から受けた言動でした。 もしかしたら、男性からのハラスメントは当たり前すぎて忘れてしまっているから、女性からの言

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    kinushu 2021/04/19
  • コロナ禍1年経過|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    コロナ禍も一年を越えました。 昨年1月ぐらいから始まっていましたが、2021年4月に最初の緊急事態宣言が出て、社会生活がガラリと変わってから約一年です。 今また第四波で、東京は蔓延防止措置の適用中、大阪には緊急事態宣言が出るかという時ですが、一年ほど低空飛行で演奏活動やその他の仕事をする中で、よく話題に出たり聞かれることをまとめます。 ・ライブハウスにお客さん来てるの? 人数制限と時短の中でライブを開催していますが、体感的にはお客様は以前の半分以下です。コロナ禍が始まって以降、お会いしていないリスナーの方も沢山います。 最近、私のライブは人数制限の中での満席が多いですが、それは私がライブ数を絞っているからです。定期的に出演している長くお世話になっている小さなライブハウスが沢山あり、今はできるだけそちらの力になりたいということと、状況が不安定でキャンセルする可能性もあり、あまり沢山演奏を入

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    kinushu 2021/04/19
  • 久々の映画鑑賞の続き(シンエヴァ ネタバレあり)|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    シンエヴァンゲリオンを観たという前回の記事の続きです。 ここから激しくネタバレしますし、個人的な感想、人が読んだらポジティブに感じない感想もあるので、ご興味ある方だけどうぞ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シンエヴァ、観た後はやっぱ放心状態だったし、それなりに楽しんだのですが、旧劇場版、新劇場版、特にQの後、庵野さんが随分変わったのだなと思う反面、やっぱ私個人的にダメと思っちゃうところはやはり残っていて、だからこそ好きな人多いんだと思うし、エヴァに狂ってきた人が多いんだろうなと思いました。 個人的に気になったのは、女性キャラにどう落とし前をつけるかです。 シンジは成長しても

    久々の映画鑑賞の続き(シンエヴァ ネタバレあり)|Hitomi Nishiyama 西山瞳
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    kinushu 2021/03/23
  • 機会と枠組みについて|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    日3月8日は、国際女性デーです。 今日はジェンダー問題について沢山の方が発信をされていますが、女性も男性も「能力」の観点で意見を述べる方が多く見られます。 〈女性にも能力が高い人が多い〉、〈動物的な男女の能力差は否めない〉など、ポジティブのつもりだったりネガティブなものまであります。 シンプルに私の意見を一つ、これは「能力」の問題などではなく「機会」の問題だとはっきり言っておきたいと思います。 根的には、家父長制度の固定のために、家事や子育てなど家庭内のケア労働を女性に任せ、そのための〈女性はこうあるべき〉理想が醸成されてきたために、女性が能力を発揮する機会、女性が自分の意思で選択できる機会が男性より少なくなっています。 北村紗衣さんも書かれていましたが、〈女性問題は男性問題〉であると、その点が最近少しずつ一般的に共有されるようになってきましたが、まだまだこれからです。 下記のフェミ

    機会と枠組みについて|Hitomi Nishiyama 西山瞳
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    kinushu 2021/03/11
  • 眼鏡について(2019年2月1日ブログ記事より)|Hitomi Nishiyama 西山瞳

    2019年2月1日ブログ記事より(2020年10月加筆修正済み) ※クレオールでライブをした同年6月、職場での眼鏡禁止がニュースになった同年10月の関連記事も追記しています。 病気によりコンタクトレンズの装用が駄目になったので、これからのライブは眼鏡着用での演奏になります。短時間であれば装用可能なのですが、ライブハウスだと最低3時間はありますから、今後、ほとんど眼鏡になるかと思います。 私が音楽大学を卒業する時、卒業式で「音楽マナー読」という小冊子を貰いました。 音大の同窓会が発行したもので、これから社会に音楽人として出ていくにあたり、気を付けたいことをまとめた冊子なのですが、そこに「女性演奏家の眼鏡は好ましくない」というようなこと書かれており、なんで男性はOKで女性は好ましくないんだよ、と思った記憶があります。 しかし、自分が人前で演奏する仕事をはじめて、女性演奏家の眼鏡着用があらゆる

    眼鏡について(2019年2月1日ブログ記事より)|Hitomi Nishiyama 西山瞳
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    kinushu 2020/10/13
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