週末、友人たちと少し遠出をした帰り、夕食の予約まであと3時間ほどあるけど、どうする、という話になった。出先で軽く飲んでやや酔いが回っている状態で、夕食は力の入ったコース料理なため、お腹のスペースも空けておきたい。そういう状況で提案されたのが「バニーガールのいる店で飲みませんか」だった。 会員制で、いつ行ってもだいたい空いていて、ソファの座り心地も悪くないしボトルをいくつか入れてあるから、という条件を踏まえたところ、気だるく疲れた夕方をぼんやり過ごすのに最適なように思えて、向かうことにした。生でバニーガールを見るのは、もちろん初めてだ。ややカジュアルな服装だったので、ドレスコードは大丈夫なのだろうか、と不安に思ったが、会員カードをかざして開いた重そうな扉の向こうに立つフロントの女性は、快く応対してくれた。 ◯◯さま、お久しぶりです、と友人が親しげに接待されているのを見て、不思議な気持ちになっ
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