NTT R&Dフォーラムで展示されている光パケットスイッチです。 通常のインターネット回線では、光ファイバを通るパケットは、ルータやスイッチを通る度に電気信号へと変換されて処理されますが、可能な限り光信号のままでスイッチングを行おうというものです。 パケットのラベル部分だけを電気信号へと変換し、それに続くペイロード部分は光のままスイッチングすることで、消費電力と遅延を縮小可能です。 遅延は従来の10分の1程度、消費電力は従来の5分の1~10分の1程度とのことでした。 光パケットスイッチの研究そのものは、前から存在していますが、今回のデモでは光パケットスイッチ実現時の懸念であったバッファ部分を電子的に保存するというのがポイントのようです。 光パケットスイッチを行おうと思うと、光のまま転送しなければならないため「ちょっと転送を待つ」というバッファをどうやって実現するのかというのがありました。