NHKの籾井勝人会長は1日の定例会見で、10月から通知が始まるマイナンバー(社会保障・税番号)を受信料の徴収に活用することを「積極的に検討したい」と語った。2014年度末の受信料の推計世帯支払率は75・6%。籾井会長は、オートロック付きのマンションが増えて居住者に会いづらくなったことや、大都市では転勤者が多いことをあげ、「今度マイナンバーというのができるようですし、そのへんどうやって利用できるか、大いに考えていかないと」と語った。NHKによると、具体的な検討は始まっていないという。(星賀亨弘)
![受信料徴収にマイナンバー「積極的に検討」 NHK会長:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ca10673ca943e26cb6bd295a698cb03bc2ec80/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)
松田公太・日本を元気にする会代表 最後は(安全保障関連法案に)賛成したが、正直言って問題が多い法案、欠陥が多い法案だと思っている。いまだに。じゃあなんで賛成したんだということだが、この問題が多い法案を少しでもよくするために修正協議をやってきた。修正に持ち込むためには、最終的に賛成する条件があるわけだから。断腸の思いで飲んだ。 批判は覚悟の上でやってきた。「裏切り者」だとか「最後までなぜ反対で貫き通さないのか」と言われる。そうした批判は甘んじて受けようと協議してきた。数の上では圧倒的に負けているから、どうしたって通されてしまうのはわかる。だったら、何か違うことで歯止めをかける、何とか少しでも危険を減らすことが必要だろうと思ったわけだから、私は全く裏切り行為だと思っていない。(国会内で記者団に)
大阪市民が真っ二つに分かれた住民投票から3カ月余り。激戦の末に廃案となった大阪都構想の「再提案」に、大阪維新の会では期待と不安が入り交じり、他会派からは一斉に批判が湧き起こった。 「都構想は維新の1丁目1番地の政策。出してしかるべきだ」。28日夜、維新の全体会議に駆けつけた大阪市議の一人は意気込んだ。「都構想がなければ盛り上がらない」と述べ、11月の大阪府知事、市長のダブル選挙で都構想を旗印に再び世論を喚起し、「リベンジ」をはかる考えだ。 しかし別の維新市議は「同じものを出しても、同じ結果になるだけ。橋下徹代表がいなくなれば賛成の票も減る」と疑問視する。 維新以外の会派は反発を強めている。住民投票で前面に立って反対を訴えた自民党の花谷充愉(みつよし)・府議団幹事長は「住民投票で市民はものすごく悩みながら投票したのに、その結果をどう受け止めているのか。市民をばかにしている」と憤る。住民投票の
――川上さんにとって、「教養」とは何ですか。 教養とは、ある時代のあるクラスター(集団)の人たちにとって、コミュニケーションをするのに最低限必要な共通言語ということではないでしょうか。 ――たとえばどんなものでしょうか。 いま日本のインテリに通じる教養って何でしょう。理想はともかく、現実は。文学的な教養でいうと、たとえばみんなが分かるのは何ですか。村上春樹ですか。 ――夏目漱石やシェークスピアでしょうか。 夏目漱石やシェークスピアは、明らかに読まれていない。村上春樹も知識人と呼ばれる人って意外と読んでいないんじゃないでしょうか。ネットを見ていると、みんなが本当に知っていて、共通言語としてひねったことを言う時に使われているのは、「ドラゴンボール」とか「北斗の拳」「ハンターハンター」、つまり「ジャンプ」ですよ。 欧州中央銀行の会見でドラギ総裁に女性が襲いかかる事件が起きた時、「女性の南斗水鳥拳
参院特別委で審議中の安全保障関連法案をめぐり、法案に反対するマスコミOB有志が11日、首相経験者5人による安倍晋三首相に対する提言を発表した。首相側にも郵送した。 「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」(51人)が7月に中曽根康弘氏以降の存命の12人に要請文を送付。11日までに回答した細川護熙氏、羽田孜氏、村山富市氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏の5人の分を発表した。5人はいずれも自民党以外の政党から首相になった。 提言では「集団的自衛権の行使が必要だと感じるなら、憲法改正を」「恣意(しい)的運用の歯止めがない」などとして、5人全員が法案に反対の立場を表明した。 羽田氏の文章は、関係者が口述筆記したもの。「9条は二度と過ちを繰り返さないという国際社会への約束事」などとしたうえで、「安倍総理から日本を守ろう」と結ばれている。 このほか、細川氏は解釈改憲について「立憲主義に対する畏
東京都現代美術館(東京都江東区)で開催中の子ども向けの企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による文部科学省への批判を書いた作品について、館側が会田さんに改変などを要請していたことが24日、わかった。子どもにふさわしくないなどとする館側に対し、会田さん側からは現状のまま展示できない場合は撤去もありえるとの考えが示されている。 企画展は18日に始まった「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展。夏休み向けに館が企画し、4組の作家が参加している。会田さんは、妻と中学生の長男と共に「会田家」として参加。3人が感じている学校制度への不満などを、白い布に毛筆で「文部科学省に物申す」と書き、「もっと教師を増やせ」などと訴える作品「檄文(げきぶん)」が問題視されている。 都生活文化局の担当者は「会田さんの展示全体として小さい子どもにはどうなのかという声が美術館と都側から上がり、展示内容の見直しを要請
大阪・ミナミの道頓堀に巨大なプールをつくる計画が中止になった。資金繰りや地元との調整が難航し、計画を進めていた準備会社側が29日、出資者に断念する意向を表明。この夏に全長800メートルのプールを設ける構想は幻に終わった。 巨大プールの計画は、作家で大阪府市特別顧問の堺屋太一氏が発案。「年間100万人の来場で約33億円の収入を見込む」とし、道頓堀が完成して400年となる今年の夏の開業を目指していた。 道頓堀川に特殊な布を浮かべて800メートルのプールにする計画で、2013年4月に地元商店主らが1400万円を出資し、準備会社を設立。だが、約30億円の資金集めは難航し、長期間にわたって営業するために必要な運営会社の主体企業も見つからなかった。 昨年秋には、長さを80メート… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続
■作家・半藤一利さん この国はどこに向かおうとしているのでしょう。個人情報保護法だけでも参っていたのですが、特定秘密保護法ができた。絶望的な気分です。 個人情報保護法で何が起きたか。軍人のメモや日記を調べに防衛省防衛研究所を訪ねても、「個人情報」にかこつけて見せてくれなくなった。形式的には「遺族の許可が必要」というが、たとえ孫や遠い縁者を探し出せても答えはノー。つまり事実上の閲覧拒否です。秘密法でさらに秘密とされるものが多くなると、手も足も出なくなります。 歴史的にみると、昭和の一ケタで、国定教科書の内容が変わって教育の国家統制が始まり、さらに情報統制が強まりました。体制固めがされたあの時代に、いまは似ています。あのときは、戦争になるまでそれから7、8年かかったけれど……。国家の明日というのは不思議なもので、その時代に生きている人は案外わからないものなんですよ。 これから集団的自衛権の拡大
印刷 東日本大震災で発生したがれきの処理について、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は1日、これまで表明していた受け入れ方針を撤回すると発表した。この日開会した12月定例市議会の冒頭、「電話などで市職員や市民への脅迫行為が続いているため」と撤回理由を説明した。 がれきの受け入れについては、樋渡市長が11月28日、同市など3市4町でつくる広域市町村圏組合の首長会議(12月6日)に提案し、了承を得た上で、放射線量の独自基準を設けて受け入れる方針を示した。 だが、受け入れ方針が報道されると県内外から電話やメールで約千件の意見が寄せられた。大半が批判や抗議で、「受け入れたらお前たちに苦しみを与える」「市や市民主催のイベントを妨害する」「武雄市産の物品の不買運動をする」などの脅迫もあったという。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンクがれき広域処理へ、全国自治体向け見学会 宮古で環境省(1
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