前回はサーバライセンスについて取り上げたので、今回はWindowsサーバに独特のライセンスであるCAL(Client Access License)について解説しよう。ちなみにこれは「キャル」と読む。 CALとは何か? CALとは、サーバライセンスとは別に、そのサーバを利用するクライアントに対して課金するものだ。CALの購入が必要になるのは、サーバからユーザー認証を受けた上で、サーバの機能を利用するクライアントとなる。だから、Active Directoryの利用に際しては、CALは必須と考えなければならない。 CALは、サーバライセンスとセットになっているほか、さらに足りない分を単品で追加購入する形をとる。たとえば、ユーザー数8名の小企業でWindowsサーバを導入する場合、CAL×5本が付属するWindows Server 2008のパッケージと、さらにCALを単品で3本、という具合に