涼元悠一『ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~ (GA文庫)』ソフトバンククリエイティブ,2006 タイトルや表紙、幕開けの盗賊っぽシーンとかからはなんか退廃的な物語を想像していたのですが違いました。主人公の恵那が異国の美少女と屋上で出会い、突然キスをされる話。裏に書いてあるあらすじには、「わたしをお食べになりたいのなら、夜まで待ってくださるかしら。ここでは、恥ずかしいわ」なんてセリフが載っていて興味津々でしたが、やはり妖しく耽美な雰囲気がムンムンです。万歳。 この美少女はフレイヤという名前のお嬢様で、メイドつきの大きな屋敷に住んでるし不思議な存在感があるし、恵那が色ボケしてしまうのも無理はありません。メイドさんの視線にさらされながらも、あっけなく「さあ、ここはどうかしら?」「あっ、そこは……」とルール無用の攻防戦を繰り広げる仲になっちゃいます。万歳。 しかもフレイヤは怪盗に扮したり制服