社会福祉大国スウェーデン。税金と社会保険料負担が国内総生産(GDP)の50%という巨大な公共部門を抱え、年金や児童手当、傷病手当などの現金給付を国の事業(社会保険)として行い、全ての国民に平等で良質の生活を保障する社会を実現した。しかし2008年以降の世界経済危機は、スウェーデン・モデルの根幹を揺るがし始めている。福祉大国の「素顔」を現地から報告する。 スウェーデンの教育は、私立も含めて小学校から大学院まで無料である。昨年、長男が小学校に入学したところ、教科書や教材はもちろん給食まで無償だし、個人が使うノートさえ支給された。コミューン(自治体)によっては、通学定期ももらえるという。 「学校で使う鉛筆や消しゴムを買わなくていいのか」「長男はなぜ手ぶらで通学しているのかなあ」 と不思議に思っていたら、学用品は全て学校側が用意していた。1クラスは十数人程度で、教室には楕円形の大きな机。その真ん中
1900年代初頭にかけて、ウィーンで活躍したアントン・ヴェーベルンやアルノルト・シェーンベルク、アルバン・ベルクによるミニマル・ミュージックの誕生とも言える新ウィーン楽派から始まり、40年代からはジョン・ケージの偶然性の音楽、そして第二次大戦直後の50年代前後からは一気に加速し、ピエール・ブーレーズのトータル・セリエリズム、 クセナキスのミュージック・ストカスティック、ベンデレッキ、リゲティのトーン・クラスター、 ブスール、ベーリオ、そしてシュトックハウゼンなど代表的な現代音楽家が現れる。 ちなみに現代の電子音楽には必須の機材の元祖で、電子工学博士であるロバート・モーグが開発した「アナログシンセサイザー」が公に発表されたのは1964年。その遥か昔から、この方々はこんなもの凄い音楽を生み出していたのです。 まずは、熱狂的な信者が多い、カールハインツ・シュトックハウゼン Karlheinz S
3.音楽によせて -音楽室 かつて在ったものはそれ自身が踏み越えられる事によって、新しい何かを生み出す大地となる。そして、今在るものはすでに自らが大地となるべく理に、未だ来たらざる次代を遠く想い馳せる。 当音楽室においては、かつてのヨーロッパの古典的・伝統的音楽体系に取って代わり、いわゆる現代音楽へと通づる流れを形作った、その源流とも言うべきいくつかの作曲技法、あるいはそこから展開され、またさらにはそれをひとつの足がかりとしてそれを踏み越え、新しい意味を担いつつ派生してきた作曲法と、それらを基礎付ける思考や概念などに焦点を当てて、そのような現代音楽系の音楽語法を随時、ここに紹介してみたいと思う。 予備知識編/音程 ・音列構造の理解の一助として ・度数、音程における完全・長・短等の種類、他 2003.8.24 音楽室(1) 12音技法=”相互の間でのみ関係付けられた12の音による作曲技法”
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