大学院修了まで、残り一ヶ月足らず。何も分からずに『研究室』という組織に飛び込んで3年が経とうとしているが、さすがに3年も研究室にいると、研究室内の力学なり、教授との距離の取り方なりが自然と分かってくる。 加えて俺は東工大→東大大学院と進学して二つの研究室に所属し、その二つの研究室が対照的な環境(のちに詳しく述べる)であったため、比較対象ができた。 この辺で、ある意味「社会の縮図」でもある研究室で、どう振る舞えば生き残れるか、を自戒もこめて、まとめてみようと思う。 以下こんてんつ。 0:前提、研究室の構成 1:研究室を敢えて分類してみる 2:それぞれの研究室の特徴 3:さて、どうすればどう生き残るか 0:前提、研究室の構成 まず前提として、研究室の構成について。 トップに一人、教授もしくは准教授がいる。会社で言えば社長みたいなもので、この教授・准教授が全ての権限を握っていると言っても過言では