JavaBeansは、「ほかのプログラムから再利用することを目的」に作成された(ということは、汎用的なビジネスロジックを実装した)クラスです。それ自体が「直接にクライアントから呼び出されることはない」という意味では、これまでにご紹介してきたJSPページやサーブレットクラスとは少々異質なものだといえます。JavaBeansは、JSPページまたはサーブレットクラスを介して呼び出され、その結果を呼び出し元に返します。 新しい技術が登場すると、多くの皆さんが「では、これによって、新しく何ができるようになるのか」という点に興味を持たれるかもしれません。しかし、第11回「JSPとサーブレットの違いを明らかにする」でもご紹介したサーブレットクラスと同様、JavaBeansはこれまでに学んできたことに対して、何か新しい機能を提供するというものでは「ありません」。恐らく本連載でこれから登場する機能のほとんど