2018年7月5日のブックマーク (2件)

  • 「稼ぐ」という発想について。|古賀史健

    何気なく発したことばから、思わぬ音がこぼれ落ちることがある。 たとえば、「PVを稼ぐ」という表現がある。ほとんどの人は無意識に使っているだろうけれど、PVには「稼ぐ」の動詞が用いられる。しかし、出版の世界で「50万部を稼いだ」などと表現することは、ほぼありえない。せいぜい「50万部を記録した」だったり「50万部を突破した」だったり、あるいは動詞を用いず「50万部のベストセラー」と表現したり。それが出版界のカウント方式だ。じゃあ、どこから「稼ぐ」のことばが出てきたかというと、やはりテレビ業界だろう。当該番組の視聴率について、テレビ業界の人たちはしばしば「稼ぐ」の語を用いる。 ところがおもしろいことに、当該番組がDVD化され、大ヒットした場合にはやはり「50万枚突破」などとカウントする。「50万枚を稼いだ」とは言わない。 なぜか。DVD化するとは、つまり「モノ化」するということだ。そして、モ

    「稼ぐ」という発想について。|古賀史健
    kissenger8
    kissenger8 2018/07/05
    「コンテンツの中身(テキスト)で考えると出版との親和性が高そうなウェブ業界だけれども、ビジネスの構造、あるいは消費の構造から考えると完全にテレビの延長なのだな」
  • 「福島競馬場」が日本で最も熱かったあの夏

    中央競馬会(JRA)福島競馬場は1918年(大正7年)6月28日に第1回の福島競馬が行われて以来、記念すべき開設100周年を迎えた。20日には記念式典も行われた。 100周年を迎えて最初の開催が30日に開幕。この日参加したジョッキー全員がウイナーズサークルに勢ぞろいし、ファンに100周年の感謝の言葉を述べた。全国一競馬熱が高いと言われる福島の市民が支えてきた福島競馬にとっては大きな節目となった。 福島で近代的な洋式の競馬が行われたのは1887年(明治20年)といわれる。 一時は郡山の開成山に場所を移したものの、国の公認競馬とはならなかった。当時、経営が行き詰まっていた静岡県の藤枝競馬俱楽部から権利を譲り受け、あらためて福島市で始まった。 福島の要人たちの熱意が行政と市民を動かし福島競馬を発足させた。 発足当時は競馬法が施行される前で補助金競馬の時代のため馬券の発売はなかったが、1923

    「福島競馬場」が日本で最も熱かったあの夏
    kissenger8
    kissenger8 2018/07/05
    ツインターボに人気があったから福島競馬場の来場者が多かった、という偽史が生まれそうな