亡くなったスリランカ人女性が3月4日、外部病院の精神科で診察を受けた際、医師から入管に対して「診療情報提供書」が提出されており、その内容が明らかとなっています。 (1)「病気になれば、仮釈放してもらえる」という支援者の発言について 診療情報提供書によると、女性の体調について「支援者から『病気になれば、仮釈放してもらえる』と言われた頃から、心身の不調を生じており、詐病の可能性もある」と記載されています。しかし、支援者から女性に対し、「病気になれば仮釈放(仮放免)してもらえる」といった趣旨の話をしたことは一度もありません。入管は、支援者が被収容者と面会をする際は必ず立ち合いの職員を同席させ、支援者と被収容者とのやり取りを記録しています。支援者が女性に対して「病気になれば、仮釈放(仮放免)してもらえる」と言ったことを主張するのであれば、誰が、いつ、どのような表現で言ったのか、証拠を出すべきです。
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