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  • 【ドラマ「銀と金」】西条達也役の大東駿介の演技がすごすぎる&本編へのこうるさい文句 - うさるの厨二病な読書日記

    毎週土曜日テレビ東京で放映中のドラマ「銀と金」についてです。 www.tv-tokyo.co.jp 見るうちにじょじょに不満が出始めた 一話は素晴らしいできで、原作の大ファンである自分も絶賛する記事を書きました。 ただ……絵画詐欺編あたりから、かなり不満が出始めていました。 その不満点について、具体的に書きたいと思います。 ①性的な要素が多く、話が生臭い。 「銀と金」が特徴のひとつに、青年漫画でありながら性的要素がまったく出てこない点があります。 主人公の森田は「金と女が欲しい」と言ったり、ポーカー編の西条も「女の子をいただいちゃう」と言いながら、実際にはそういうシーンはまったく描写されません。 象徴的なのが、ポーカー編で美緒たちが西条にホテルに呼び出されたシーンです。イカサマポーカーで女の子を騙して「いただいちゃう」ような男なのに、西条はこのとき、美緒たちにいっさい性的なちょっかいを出し

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  • 【はてなネタ】私が炎上から学んだこと。 - うさるの厨二病な読書日記

    前回のエントリーで「炎上」に思いを巡らせていたら、過去の色々な炎上を思い出した。 当時はどれほど大きく燃え上がり延焼しても、いつかは鎮火して忘れ去られる。 でもいくつかの炎上は、自分の心の中に思い出として残っている。そして、その当時とはまた違った角度から、燃えていた過去の風景を眺めている。 当時は思いつかなかった考えや、微妙に変化した心境について語りたい。 ごく個人的な、その件に関する思いのようなものを書きたいと思う。 当事者の中には思い出したくないという方もいるかもしれないので、記事も貼らないし、書き手の表記はすべて「筆者」で統一する。 もしかしたら、読んでいる人たちも当時と違う感想があるかもしれない。 炎上の定義、特にバズとの違いだが、肯定的な反応よりも否定的な反応が多いものが「炎上」だと考えている。 これも自分の体感で区別しているので、もしかしたら読んでいる人と「炎上」の判断基準が違

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  • 【マツコの知らない世界】「小室ミュージックの世界」 宇多田ヒカルに対する言葉を聞いて、小室哲哉のすごさを知った。 - うさるの厨二病な読書日記

    1月10日(火)に放映された「マツコの知らない世界」で、小室哲哉がゲストとして登場しました。安室奈美恵やtrf、globe、華原朋美、篠原涼子の話など、裏話が満載で面白かったです。 www.tbs.co.jp 小室哲哉の曲の良さが、よくわからなかった 小室ミュージックといえば、1990年代後半から2000年代初めまで、音楽界を席巻していました。 出る曲はすべてミリオンヒット、町中が小室ミュージックで溢れかえり、カラオケに行けば必ず誰かが歌いました。周りも、ほとんどの人が聴いていたと思います。 白状すると、このころは小室哲哉の音楽の良さがよくわかりませんでした。 もちろん、好きな曲もあったのですが、 「オシャレな女の子が、おしゃれなだけで特に意味がない(と当時の自分には聞こえた)カラオケで歌うための曲を歌っているだけじゃないか。歌詞に深みもストーリー性もない、ただおしゃれなだけ」 そう思って

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  • 【朗報】 土曜ドラマ24「銀と金」の第一話が予想に反してすごく良かったので、原作とは違う魅力を語る。 - うさるの厨二病な読書日記

    1月7日(土)に第一話が放映された、テレビ東京土曜ドラマ24「銀と金」が予想に反して、めちゃくちゃ良かったです。 文字通り、ちゃんと「ドラマ化」されていました。 www.tv-tokyo.co.jp 「銀と金」とは 「カイジ」や「アカギ」で有名な、福伸行の初期の代表作です。 何の目的もない怠惰な人生を送っていた、フリーターの森田哲雄が、闇ブローカーとして裏社会で名の知れた平井銀二と出会い、株の仕手戦やギャンブル、名家の後継者争いなどに関わり、命がけの勝負に挑む物語です。 「ドラマ化」は、喜ぶよりも不安だった…。 「銀と金」は、福伸行の最高傑作であるという呼び声も高いです。 自分は今まで読んだ漫画の中で、一、二を争うくらい「銀と金」が好きです。 好きな漫画はたくさんあるのですが、「自分の中でナンバー1の漫画は?」と聞かれたときにあげるのが、この「銀と金」か西原理恵子の「ぼくんち」です。

    【朗報】 土曜ドラマ24「銀と金」の第一話が予想に反してすごく良かったので、原作とは違う魅力を語る。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【ダークファンタジーの傑作】 「ゲーム・オブ・スローンズ」 シーズン4「戦乱の嵐―後編―」あらすじ&ネタバレ感想 - うさるの厨二病な読書日記

    海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン4「戦乱の嵐ー後編ー」のあらすじ及びネタバレ感想です。 前回シーズン3のあらすじ及びネタバレ感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com シーズン4「戦乱の嵐ー後編ー」あらすじ 王都キングス・ランディングでは、ジョフリー王とタイレル家の公女マージョリーの婚儀が執り行われていた。その席上で、ジョフリーはティリオンにつがれたワインを飲んで、苦悶し窒息死する。 ジョフリーの死は、マージョリーの祖母でありタイレル家の女当主であるオレナと、ピーター・ベイリッシュの陰謀によるものだった。 しかし、状況からティリオンが容疑者として裁判にかけられる。 裁判ではティリオンに不利な証言が次々と集まる。 窮地に陥ったティリオンは、決闘により神々の裁きを仰ぐ、決闘裁判をすることを求める。 しかし兄のジェイミーは右腕を無くしたことにより戦えず、友人のブロンは、

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  • 【箱根駅伝の魅力】「ただ他人が走っているところを見ていて、何が面白いの?」という疑問に全力で答えたい。 - うさるの厨二病な読書日記

    記事は2017年箱根駅伝の記事です。最新の2019年の記事はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 今年も箱根駅伝が終わった 今年も箱根駅伝が終わってしまいました。 青山学院大学三連覇おめでとうございます(・∀・) 子供のころは、「青山学院?? えっ? 出ているの?」くらいの感覚だったのですが、時代は変わるものですね。 お正月の二日間地上波で放送され、毎年高視聴率を記録している箱根駅伝ですが、存在くらいしか知らない人もいると思います。 「関東人以外は興味がないのかな?」と思いきや、札幌から飛行機で来て午前二時から場所とりをして往路スタートを待っている、なんていう強者がテレビで紹介されていましたので、住まいも関係ないのかもしれません。 箱根駅伝にほとんど興味がない人からよく聞かれるのが、 「他人がただ走っているだけのところを見ていて、何が面白いの?」 という質問です。 この質問

    【箱根駅伝の魅力】「ただ他人が走っているところを見ていて、何が面白いの?」という疑問に全力で答えたい。 - うさるの厨二病な読書日記
  • つまらないブログとはどんなブログなのか、真剣に考えてみた。 - うさるの厨二病な読書日記

    読みたい、と思うブログとは ブログを書き始めてから、半年以上たった。 自分がブログを書き始めてから、他の人のブログもよく読むようになった。 妬ましくなってしまうくらい面白いブログもあった。 一方で、読み始めても興味が持続せず、最後まで読まずに他の記事に移ってしまうブログもあった。 いったい、何が違うのだろう?? 最近よく考える。 ひとつ言えるのは、題材の問題ではない。 タイトルを見て興味がわかなければ、そもそも記事自体を開かないからだ。 タイトルを見て興味をひかれた。 読んでみようと、記事を開いた。 その記事を最後まで読むどころか、他の記事もすべて読んでしまう。 この人の他の記事も読みたいと思い、その場で読者登録までしてしまう。 そんなブログがある一方で、 タイトルに興味があるから記事を開いたのに、読んでいられない。 途中で記事を閉じてその場で忘れ去ってしまう、そんなブログもある。 いった

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  • 【あなたはどのタイプ?】自分も他人も不幸にする、社会心理カーストを考えてみた。 - うさるの厨二病な読書・漫画日記

    2016 - 12 - 07 【あなたはどのタイプ?】自分も他人も不幸にする、社会心理カーストを考えてみた。 うさるごと シェアする Twitter Google+ Pocket 社会心理カーストを考えてみた 社会心理カーストとは、 「自分が他人という社会の中で、どういう立場にいるか?」を自分でどう規定しているか、 という心理で人をタイプ分けする考え方で、 筆者の造語です。 「他人から見てどうかということではなく、その人自身が自分をどう考えているか」 でタイプ分けします。つまり、 「自分による自分への評価による階層分け」 であって、 社会的な評価や他人からの評価は一切関係がありません。 (他人から「王だ」「奴隷だ」と思われているわけではなく、自分で勝手に自分を「王だ」「奴隷だ」と思っているということ。その人が自分のことをどう考えているかは、その人の言動で類推する。) 「 筆者が経験則や知識

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  • 【小説感想】女にとっての地獄とは何なのか。桐野夏生「グロテスク」の感想 - うさるの厨二病な読書日記

    実際の事件をモチーフにしている 桐野夏生の小説「グロテスク」は、1997年に起こった東電OL殺人事件をモチーフにして書かれた小説である。 「東電OL事件」は、 慶應義塾大学を卒業して東京電力の総合職として働いていたいわゆる「バリキャリのエリート女性」が、実は退社後に路上で客引きをして売春を行っており、その仕事中に殺されたという事件である。 余りに衝撃的な事実に、当時、相当騒がれたと思う。 実際の事件をモチーフにしている 「グロテスク」は読むのがキツイ小説 どのルートも違う地獄につながっている 女性は最終的には、全員「ブス」になる 若さと美貌を失ってホッとした まとめ 「グロテスク」は読むのがキツイ小説 「グロテスク」は、三人の女性を中心にして物語が語られる。 「悪魔的」と評されるすさまじい美貌でチヤホヤされるが、周囲から「女性という性しか必要とされない」ユリコ。 「周囲から承認されること」

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  • 【お知らせ】自己紹介と当ブログのご案内 - うさるの厨二病な読書日記

    初めて来ていただいた方も何度かきていただいている方も、ご訪問ありがとうございます。 最近、訪問してくださる方が増え、大変ありがたいことにコメントなどをいただく機会も増えてきました。 今さらですが、コメント欄のご案内などを含め、このブログと書いている中の人間について紹介させていただきます。 「うさるの厨二病な読書日記」について プライバシーポリシー 免責事項 当ブログの記事について コメント欄について なぜ、このブログを始めたか?? 筆者うさるについて 厨二精神 「うさるの厨二病な読書日記」について 当ブログの筆者うさるが、自分が目にした創作や物事について好き勝手に語るブログです。 思いついたことを片端から書いていますが、テーマはだいたい「小説漫画・ドラマ・ゲーム」に偏っています。 プライバシーポリシー 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(A8.netAmazonアソシエイト、Goo

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  • 【ザ・ノンフィクション】「二人のシングルマザーの物語」女社長と婚活ママの仕事、子育て、恋愛。 - うさるの厨二病な読書日記

    フジテレビで日曜日の14時からやっているドキュメンタリー「ザ・ノンフィクション」という番組がある。 これが毎回面白い。 テーマが決まっていて、そのテーマに該当する人の日常を追う。 前回の「女子プロレス界で生きる女性たち」もすごく面白かった。少し前に見た「AKB圏外のアイドルたち」もなかなか面白かった。 今回は「二人のシングルマザーの物語」 一人目はマリさん。離婚した夫から会社を引き継いで社長をしながら、五歳の男の子ハルくんを育てている。 二人目はレイコさん。プロの雀士として仕事をし、勉強する傍ら、七歳の女の子愛ちゃんを育てている。 それぞれ環境も生き方も性格もまったく違う、二人の姿を追っている。 会社社長マリさん もともと、夫がやっていた会社を引き継いで社長になったマリさん。 離婚の理由は、会社の経営の方針のい違いが大きいかったため。 中小企業のため、付き合いがある取引先の仕事を安価で引

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  • 【小説】 吉田修一「怒り」感想&「山神はなぜ、無差別殺人を起こしたのか」などの考察 - うさるの厨二病な読書日記

    今月17日(土)に映画が公開された、吉田修一の「怒り」を読みました。小説でははっきり描写されていなかった 「山神がなぜ、殺人事件を起こしたのか?」 「彼が犯行現場に書き記した怒りの文字の意味は?」 などの考察も交えながら感想を書きたいと思います。 *ネタバレしています。未読の方はご注意ください。 読み終わった直後の感想 山神一也とは何者なのか? なぜ、殺人を犯したのか? 「大切な人を信じきれるのか」というテーマについて、おおいに文句がある 千葉編に萌えた 読み終わった直後の感想 「怒り」は犯人探しの物語ではなく、真のテーマは「自分の大切な人を信じきれるか? 人を信じるとはどういうことなのか?」というものではないか、という意見を各所で見ました。物語を読み終えると、恐らくそうなのではないかと思います。三人の中で誰が山神なのかは、早い段階で想像がつきますし。 自分はこのテーマにそれほど興味がわき

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  • 【小説】 絶対に予測不可能。残虐な連続首切り殺人の犯人は? 麻耶雄崇「翼ある闇」の感想 - うさるの厨二病な読書日記

    島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎らの大絶賛のもと出版された、作者が21歳のときのデビュー作。 三大奇書として名高い小栗虫太郎「黒死館殺人事件」に雰囲気がそっくりだな、と思ったら元々「黒死館」のパロディのつもりで書いたみたいです。 島田荘司が生み出した「新格派」と呼ばれる著者たちの作品や、黄金時代のミステリ、「黒死館」が好きな人ならば、絶対に楽しんで読めるはずです。 「この事件は、今までのような具体的な視点からでは蒙は啓かれないよ。演繹法や帰納法では決して到達することはできないんだ。ニュートン力学では核物理が扱えないように。もっと奥に潜む宇宙の心理の如きものを目指さないとね」 (麻耶雄崇「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」講談社 P102より) この一文にときめいたら、屋さんへGO!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ 「翼ある闇」あらすじ 今鏡家の伊都から依頼を受けた私立探偵の木更津は、京都近郊に建つ

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  • 【漫画】最新刊があまりに面白いので、諌山創「進撃の巨人」がすごいと思う理由を全力で語ってみた。 - うさるの厨二病な読書日記

    先日、最新刊である20巻が発売された「進撃の巨人」ですが、たいへん面白かったです。 進撃の巨人(20) (講談社コミックス) posted with ヨメレバ 諫山 創 講談社 2016-08-09 Amazon Kindle 「進撃の巨人」との出会い 最初のころは熱中していて、じょじょに冷めた 突然また、ものすごく面白くなってきた 自分が思う「進撃の巨人」の一番すごいところ 「進撃の巨人」は登場人物が等しく無力である それでも生まれたからには生きなければならない 「進撃の巨人」のさらにすごいところ 終わりに 「進撃の巨人」との出会い 自分と「進撃の巨人」の出会いは、週刊少年マガジンに掲載されたリヴァイが主人公の読み切り漫画でした。 絵は下手くそ。演出は下手くそ。一般受けしにくそうな内容。ひと目で新人が書いたとわかる。 それでもこう思いました。 「これはすごい漫画だ」 兄ちゃんに大興奮して

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  • 【小説】 人肉を食べた罪を裁けるのか。カニバリズムをテーマにした問題作 武田泰淳「ひかりごけ」の謎を考える。 - うさるの厨二病な読書日記

    先日、北海道の羅臼に行ってきたら、武田泰淳の「ひかりごけ」が久しぶりに読みたくなったので、購入して読みました。 久しぶりに読んでびっくりしました。 あれっ?? 「ひかりごけ」ってこんな話だったっけ??? 「ひかりごけ」は、戦争中に実際に起こった事件をモチーフにして書かれた小説です。 「ひかりごけ」あらすじ 筆者は、闇の中で淡く光るひかりごけという苔を、北海道の羅臼に見にきた。地元の中学校の校長が、ひかりごけが群生する洞窟に筆者を案内してくれる。 校長はそこで、戦時中に知床岬で起きたある事件を、筆者に語る。 (事件の描写は、戯曲風に書かれている。) 戦時中、軍の徴用船が厳冬の知床岬で難波した。乗組員四人は、かろうじて洞窟の中に逃げ込んだ。 しかし、外はまったく視界がきかない猛吹雪で、海は流氷で凍り付いているため、すぐに料がなくなり、四人は飢えに苦しむようになる。 四人のうち一人が、飢え

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  • 【小説感想】 リアル殺人ゲームの衝撃の結末は?? 歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」 - うさるの厨二病な読書日記

    歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車とり」あらすじ <頭狂人><044APD><aXe><ザンギャ君><伴道全教授> 奇妙なニックネームを持つ5人は、お互いの顏も名も素性も知らない、ネット上のチャット仲間だ。 5人は一人が出題者となり、他の4人が回答者となる殺人推理ゲームの愛好者だ。 ただしここで出題される殺人は、すべて出題者の手で行われた実際に起こった物の殺人事件である。 「トリックを試したいがための殺人」が繰り返される、殺人ゲームの結末は? ネタバレ感想 *書のネタバレをしています。未読の方はご注意ください。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ あらすじが割とありがちなので、余り心ひかれなかったのですが、お盆休みもあるので読んでみようと思いました。 個々の出題は、そんなに面白いとは思いませんでした。 伴道全教授の出題とか、厳密に言えばアリバイ崩しじゃないですしね。アリバイ崩しは正確には、「殺人が起こ

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  • 連合赤軍事件は「オタク」が起こした事件だった? 大塚英志「「彼女たち」の連合赤軍 -サブカルチャーと戦後民主主義ー」の感想  - うさるの厨二病な読書日記

    このの内容 題名を見ると「連合赤軍事件関連のかな」というイメージですが、どちらかと言えば副タイトルが表すサブカル論の比重が強いです。 サブカル論の枠組みの中で、サブカルチャーという分野が興隆する直前の時代に起こった連合赤軍事件を語るという大変面白い試みをしています。 著者の大塚英志は、漫画「多重人格探偵サイコ」の原作者として有名です。 多重人格探偵サイコ(1)<多重人格探偵サイコ> (角川コミックス・エース) 作者: 田島昭宇×大塚英志 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/09/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る いま見たら、24巻で完結したらしいです。7巻くらいまでしか読んでいない…。 書で大塚英志は「若者の自己実現や自己表現の手段が、学生運動からサブカルに移り変わった」というような論も展開しているのですが、自分もこの意

    連合赤軍事件は「オタク」が起こした事件だった? 大塚英志「「彼女たち」の連合赤軍 -サブカルチャーと戦後民主主義ー」の感想  - うさるの厨二病な読書日記
  • 【漫画】「尊敬している人は?」という質問をされたときに答えるべき、生き方が尊敬できる漫画の男性キャラクター五選 - うさるの厨二病な読書日記

    その生きざまを尊敬している、二次元の男性キャラクター五選です。 受験や就職活動の面接などでよく聞かれる「尊敬している人は?」という質問、答えに悩みませんか。 そんなことを言われば、世の中の人には誰だって尊敬すべきところはあるし、誰だって「ちょっとなあ」と思うところはあります。 だから、世の中を人をほとんど尊敬していると言えばいえるし、誰も尊敬していないと言えば、誰も尊敬していない。 「尊敬している」と言い切れるほど、その人の深いところを知っている人なんて(親も含めて)誰もいないし……。 そんな頭でっかちなことを考えがちな自分ですが、二次元でよければ、尊敬している人がけっこういます。 今日は、その生きざまを掛け値なく尊敬している男性キャラを五人紹介したいと思います。 第5位 利根川幸雄(賭博黙示録カイジなど) 「賭博黙示録カイジ」や「中間管理職トネガワ」などでお馴染みの、帝愛グループの中間管

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  • 【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の46巻までを紹介する。 - うさるの厨二病な読書日記

    前回紹介した小説「グインサーガ」の46巻までの感想です。 前回の記事はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 46巻までの感想 主のグインサーガは46巻で完結しているので、紹介を兼ねて感想を語りたいと思います。 「辺境ノスフェラス編」1巻「豹頭の仮面」~5巻「辺境の王者」 記念すべき始まりの巻。 モンゴールに攻め込まれて滅ぼされたパロの王子レムスと王女リンダが、人が住まない死の砂漠の辺境ノスフェラスで、記憶を失った豹頭の戦士グインに出会うところから物語が始まります。 ノスフェラスの生態系や、なぜ地理的には中原に近いのに、ノスフェラスのみこのような環境になったのかなど謎が盛りだくさんで、物語の導入からワクワクさせてくれます。 イシュトヴァーンやアムネリスのキャラクターが、多少定まってはいない感じがしますが、それも後になるといい思い出です。 豹頭の仮面―グイン・サーガ(1)

    【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の46巻までを紹介する。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の思い出を語る。 - うさるの厨二病な読書日記

    グインサーガの何がすごいのか。 「何がすごいのか」と言われると、何かもがすごいので何から説明していいのかがよくわかりません。 40巻あたりからの展開に対する不満(後述)があり、主はきちんと読んでいるのは46巻「闇の中の怨霊」あたりまでです。 この記事は46巻までを対象として、話させていただきます。 未読の方のために一応、粗筋を説明します。 架空の世界の「中原」という文明が発達している一地域を舞台にした、中世ファンタジー。 「中原」には、古代から続く神聖な青い血が流れる王家が治め、華やかな文化を誇る「パロ」、強力な軍隊を持ち、武の精神を重視する帝国「ケイロニア」、国内の三つの公国に実権を奪われたかつての強国「ゴーラ」、その他草原の小国や海沿いにあり貿易で栄える国々などがある。 中原は長く平和を保っていたが、ゴーラの中で最も辺境にある新興国「モンゴール」が突如、パロに攻め込む。 パロは完全に虚

    【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の思い出を語る。 - うさるの厨二病な読書日記