乗りものニュース ›› 特別企画 ›› 軍事のプロから見たアニメ『よみがえる空』のリアルとは? BD-BOX発売でイベントも〈PR〉 2006年放映のアニメが、12年の時を経てブルーレイBOX化します。航空自衛隊の「航空救難団」に属するある部隊の活躍を描く『よみがえる空』の魅力やリアリティを、軍事評論家の視点から解説します。 ハッピーエンドばかりではない、レスキューのリアルを描く 今年2018年は、航空自衛隊の「航空救難団」が創設されて60年目にあたります。 航空救難団は、その名のとおり救難を任務とする部隊です。本来は自衛隊機が事故などで墜落したときに脱出した乗員を救助することが役目ですが、それとともに、災害派遣として民間人の救助や患者輸送にもあたります。 航空自衛隊の戦闘機部隊はこれまで実際に相手の航空機と戦闘を交えたことはありません。それは戦闘機部隊が自分たちの任務が“本番”にならない