16年の時を経て、最終回に向けて日々SNS上でお祭り状態になっている、BSプレミアム再放送中の『芋たこなんきん』。 ここまでいくつかの記事を執筆してきたが、先日、それらの記事をご覧になった関係者の方から記事で取り上げていただいたお礼を伝えたいと連絡をいただいた。 それは、本作の企画協力としてクレジットされている外部プロデューサーの尾中美紀子さん。さらに、『芋たこなんきん』の脚本家で、現在は石垣でバーを営む長川千佳子さんに取り次いでいただき、急遽リモートによるプロデューサー×脚本家インタビューを行った。 画像提供/尾中美紀子さん。田辺聖子さんの色紙と共に。 『芋たこなんきん』は民放2時間ドラマになっていた可能性も「『芋たこなんきん』のスタートは、過去にあまり例のないかたちになりました。というのも、私が『田辺写真館が見た“昭和”』(文藝春秋/2005年)を読み、田辺聖子さんの半生と大阪の昭和の