指揮官自らが戦闘機や戦車、あるいはロボットへ乗り込み戦闘に臨むというのは、アニメなど創作物の世界ではよく見られますが、現実にもそういった事例はあります。そのような前線に出る指揮官たちを、階級ごとに見ていきます。 「大佐! 邪魔です!!」と現実でも言われる可能性は? ロボットアニメやスペースオペラなど、戦争を扱う創作物では、やたらと前線に出たがる指揮官の姿が見られます。 現実世界においても、士気高揚や情報伝達の未発達さから、古代や中世、近世ならば指揮官の陣頭指揮は珍しいことではありませんでした。しかし近代に入ってからは、どこかの赤がパーソナルカラーの大佐のように、指揮権を持っている将校が戦場の最前線に出ることはあったのでしょうか。 拡大画像 映画『加藤隼戦闘隊』(東宝)より。一式戦闘機「隼」の尾翼に飛行第64戦隊の部隊マークである白い斜矢印が見える。 ケース1 戦時中「指揮官率先」を重んじた