対話アプリ大手「ワッツアップ」は、4億5000万人のアクティブユーザーを抱えるモバイルメッセージングサービスを築くのにかかった5年間で、ほぼ1億ドルのベンチャーキャピタル資金を使い果たした。 この数字は、従業員にふんだんに与えられた膨大な量の株式を計算に入れていない。 従業員へのこの贈り物は今年末までに、ワッツアップ創業以来の通算費用を6億ドル以上、場合によっては10億ドル近く膨らませたことになる。この数字は、他の分類の経費を完全に圧倒している。 新たにワッツアップのオーナーとなったフェイスブックが付与すると述べた株式を含む総額は、グローバルなインターネットビジネスの競争で戦うコストがどれほど速く上昇しているか、また、なぜそうしたコストが本来集めてしかるべき関心を投資家から集めるとは限らないかを示す兆候だ。 投資ブームで急増するコスト 大手インターネット企業は投資ブームの真っただ中にいる。