顧客の「本音」を引き出し、問題解決につなげる──マーケター坂田直樹がBlabo!で磨きあげた、問いの技法 共創プラットフォーム「Blabo!」は、多くの企業や地方自治体をクライアントにかかえ、ユーザーから優れたアイデアを集めて新商品開発の提案を行う。彼らはいかにして生活者の「本音」を引き出すことに成功しているのか。創業から6年かけて磨き上げた「問いのデザイン」の秘密に迫る。 人と人が出会い、知の交換が行われ、面白いアイデアが湧き、新しいビジネスが生まれる。 言葉にすると簡単だが、実際にやろうとすると多くの困難がある。例えば、相性の良い組み合わせの人たちが奇跡的に出会えたとしても、そこに適切な問いがなければ面白いアイデアは生まれにくい。また、出てきたアイデアが面白いかどうかを判断するのも難しい。そのアイデアに多くのリソースを使う経営判断を伴う場合はなおさらだ。 特にメーカーの製品開発の現場で