池田被告の判決公判が開かれた横浜地裁101号法廷=横浜市中区、代表撮影裁判員らが法壇から見つめるなか、判決の言い渡しを受ける池田被告(右下)=横浜地裁 絵と構成・小柳景義 東京・歌舞伎町のマージャン店経営者ら2人を殺害したなどとして、殺人や強盗殺人などの罪に問われた池田容之(ひろゆき)被告(32)の裁判員裁判で、横浜地裁(朝山芳史裁判長)は16日、求刑通り死刑を言い渡した。裁判員制度での死刑判決は初めて。 弁護側は起訴内容を争わず、強盗殺人罪の法定刑である死刑と無期懲役のどちらを選択するかが争われた。 検察側は公判で、被告が命ごいする被害者を電動ノコギリで切りつけるなどして殺害した犯行の残虐さを強調。麻薬密輸組織の上役で、被害者とマージャン店経営をめぐるトラブルを抱えた近藤剛郎(たけろう)容疑者(26)=海外逃亡中=が殺害を依頼し、「自己の力を誇示して麻薬密売の利権を得るために殺害の