中国の習近平国家主席は9日、北京市郊外にある武装警察部隊特殊警察学院を訪れ、2月20日に自ら「タカ突撃隊」と命名した特殊作戦大隊の訓練を視察した。国営中央テレビなどが伝えた。 習指導部は中国各地で相次いでいるウイグル族によるとみられる暴力事件について「独立勢力によるテロ」と断定し、治安組織を強化して武力による抑え込みに全力を挙げている。 習氏は男女で構成する部隊の射撃訓練や、ハイジャックを想定したとみられる攻撃訓練を視察。「タカ突撃隊は国家クラスの対テロ主要部隊。厳しい訓練を通じて国際的に一流の対テロ特殊精鋭部隊となるよう努力することを望む」と演説した。(共同)