Contax Iが発売されたのは1932年。メーカーであるツァイスイコンが設立されてから6年、ライカの最初の量産型であるA型から遅れること7年。ドイツにおける第一次大戦後の大変な経済混乱が一応は終息したものの、カメラ産業も再編成の必要から、カールツァイス財団の下に当時最大メーカーであったイカ社をはじめ、エネルマン、ゲルツ、コンテッサ・ネッテル社が合同して設立したのがツァイスイコン社でした。それまでしのぎを削りあってきた4社が一蓮托生して、その技術を結集させて完成させたのが今回取り上げるContax Iです。(なおイカ社などがカールツァイス財団の下に合同した背景には財政的に逼迫していたカメラメーカーがレンズの一大供給元であった当財団より出資を受けたり、借り入れをしていてその影響力を多大に受けていたことがあったようです。) 無骨なほど“四角い”その形状でしょう。カメラはラテン語で暗室を意味する
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