COOK&RUNの企画を立てる中で真っ先に候補に上がったのが渋谷区神山町のレストラン〈pignon(ピニョン)〉のオーナーシェフ吉川倫平さんだ。mark編集部のある宇田川町に近く、歓送迎会でもお世話になったこともある〈pignon〉の料理は、フレンチベースながら北アフリカや南米の香りもして、身体にスパイスが行き渡って元気になる。ある日、そのオーナーシェフの吉川さんが走っている姿を編集部員が見かけた。サーフィンもやっているらしい。厨房でその研ぎ澄まされた存在感を発揮するシェフが日常的に身体を動かしているというなら取材をお願いしない手はない。さっそく声をかけると人生における料理とスポーツの意義について語ってくれた。 旅するために料理を作ってきた – まず〈Pignon(ピニョン)〉はどんなお店ですか? 僕はフランス料理をずっとやってきたんでベースはフレンチと言ってるんですけど、旅がすごく好きで