「厚生年金」は多くの人にとって老後の生活における重要な存在であるにもかかわらず、意外にその詳細までを捉えきれていない人が多いのではないだろうか。 「厚生年金保険法」という法律に基づいて政府が管掌するこの制度。同法の第一条には、「この法律は、労働者の老齢、障害又は死亡について保険給付を行い、労働者及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする」と明記されているのだが、ここでは「寄与の実態」に触れてみることにしたい。 保険料の負担は労使折半 厚生年金の事務のほとんどは、日本年金機構に実際の運営が委任もしくは委託されている。事業所は従業員を採用した時など、新しく厚生年金に加入すべき人が生じた場合には、機構にその旨を届け出ているので、保険料は月々の給料から天引きされることになる。実務的には、4月から6月にかけての3カ月分の総支給額、つまり基本給に役職手当、住宅手当、時間外手当、通勤
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