そろそろ日銀を旧大蔵省から取り返そうではないか? 10月24日付け「短期国債入札で初のマイナス金利」に、そもそも何で日銀は紙幣を刷らずに銀行から預かった当座預金残高でファイナンスしているのか?とのコメント(ご質問)をいただきました。 意外に重要なポイントですので解説します。ちょうど今週から来週にかけてFRB(10月28日~29日)、日銀(10月31日)、ECB(11月6日)と、中央銀行の金融政策会合が続くので、その前に頭を整理しておく必要もあるからです。 現時点では、表題の日銀当座預金への付利は0.1%、類似の金利はFRBが0.25%、ECBがマイナス0.2%となっています。 さて10月20日現在、日銀は232.9兆円の国債(うち短期国債が49.4兆円)を保有していますが、そのファイナンスは86.3兆円の日銀券と165.2兆円の日銀当座預金で賄っています(その他の細かい項目は省略)。 ここ