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ブックマーク / riveroffice.web.fc2.com (1)

  • 伸気亭『斎藤昌三 書痴の肖像』を語る1

    今度『斎藤昌三 書痴の肖像』(晶文社)というを書かれたそうですね。斎藤昌三というと古書マニアの間では、番傘や竹で装幀した変ったをたくさん出した人として知られていますが……。 いわゆる“ゲテ装”のことですね。番傘の油紙を剥がして昌三が自分の著書の表紙に使った『書痴の散歩』というを評して、民俗学者の柳田国男が「下手もの趣味もここまで来ては頂上だ」と言ったと。口の悪い柳田のことですから揶揄したつもりだったのかもしれませんが、昌三はそう言われたのを逆手に取って、これまでの造りでは決して使わなかったような材料を使って装幀したこれらのを、自ら“ゲテ装”と称するようになりました。いまならいくら変った材料を装幀に使ったとしても印刷してしまうので、どれも同じになってしまいます。“ゲテ装”の全部がそうというわけではありませんが、実物を使っているため、一冊一冊が微妙に異なっています。なかには昌三

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