日本のIT業界で何かにつけよく言及されるのが、「アメリカでは Microsoft のビル・ゲイツ、Google のブリンとペイジ、Facebook のザッカーバーグを始めとするエンジニア出身のスーパースター起業家がゴロゴロいるのに、日本ではほとんど見かけない」ということ。それが日本のIT業界が今ひとつパッとせず、欧米勢にやられっぱなしの大きな原因のひとつのように言われています。 また成功して富と名声を手に入れたエンジニアが多いことが、アメリカでのエンジニアの社会的地位や待遇を押し上げていることも事実であり、物価の違いはあれどコンピューターサイエンス専攻の新卒学生がいきなり年収15万ドルを提示される土壌になっているのでしょう。 しかし日本でもハードウェアの領域に目を向けると、有名なところではホンダの本田宗一郎やソニーの盛田昭夫・井深大のような例はけっこうあります。やはり問題はソフトウェア領域