7月6日。『ABUデジスタ・ティーンズ』に初めて参加することになったカンボジアで、これまた初のデジスタ用ワークショップを行うことになった。 このワークショップは、各国のデジスタ参加学生・生徒たちに、彼らの映像作品を作るのに必要なツールやソフトウエアの使い方を教える、いわば「映像基礎講座」である。このプロジェクトに参加するアジア各国の主催テレビ局は、ワークショップを開催するのが参加条件の一つなのである。 ワークショップの取材に来ることになったNHKの意図 ABUデジスタの参加者たちが作る映像は、「デジタルアート作品」であることが条件付けられている。よって、ワークショップには最低限でも参加チーム数分のコンピューターが用意されていることが必要である。 ところが、カンボジアの主催テレビ局である我が国営テレビ局は、参加チーム数分である8台のコンピューターすら用意することができない。そもそも、国営テレ