友人と呑んでいて 「『おとなしい』の対義語は何なんだろう。」 という話になったことがある。 だいたいそういう話をするときは 正解を求めているわけではなくて、 ただ好き勝手な言葉を並べて遊びたいだけ。 その時も思いつく限りのおとなしくない形容詞を並べて ひととおり笑った挙げ句、 「まあ『子どもしい』ということで。」 という、小学生でも思いつきそうなことを言って その話題を締めくくった。 が、後日聞いた説によれば そのアホな答えはまんざらでもなかったかも。 「おとなしい」はもちろん「大人しい」なので その時は「大人」の反対として「子ども」を持ってきたわけだが、 「子ども」ではなく「稚児」だという。 赤子のことを「稚児」と書いて「ややこ」と読む。 つまり「大人しい」の反対は「ややこしい」だという説。 なるほど、大人は「落ち着いていて穏やか」であるのに対して 赤子は「世話をするのに手がかかる」→「