「“火を使わないたばこ”はこれからの日本のスタンダードになるはずだー」(外資系たばこ会社幹部) 国内では今、専用の器具を使って、たばこの葉を加熱するなどして楽しむ“火を使わないたばこ”が急速に普及しています。その一方で、この新たなたばこが健康にどのような影響を及ぼすのかは正確にわかっていません。また、自治体の間でも路上喫煙の規制対象に含めるかどうかの判断も分かれています。新たなたばこは、どのように受け止められているのか、現状を取材しました。(経済部・野口恭平) オフィスや飲食店などで禁煙や分煙の動きが広がる中、最近、喫煙所で目立つのが、“火を使わないたばこ”です。たばこのスティックやカプセルを専用の器具に入れて加熱し、蒸気を吸ってニコチンを摂取します。煙が出ず、特有のにおいも少ないことから、急速に普及が進んでいます。 この商品を日本で最初に販売を始めたのは外資系のたばこ会社、フィリップ